ども!テル(@Teritter)です。

ブランドのカバンが欲しいんだけどお金が足りない。あの人も持ってるし私も負けないようにしないと。でも実際辛いなあ。
といった悩みにお答えします。
本記事の内容
- え?嘘でしょ?有名ブランドメーカーの実態と悪行
- こだわるって何だろう。ブランドで消耗しないための心得
ブランド品を持っていたり身につけていると、いつもより何だか強くなった気がして優越感に浸れますよね。
特に有名ブランドは季節のトレンドを作り出しているファッションをリードする存在でもあり、持つことがステータスだと多くの人が思っていると思います。
そのステータスのためにブランドが出す商品は特別なモノであることが必要で、以下のような手段でその権威性を保っています。
- 商品の高額な金額設定
- 売れる理由ともなる先進的なデザイン性
- メディアへの露出、有名モデルの起用など、高い広告費
僕は好きなブランドがあり、かつてはそのブランドで身の回りを固めたことがありますが、次から次へと製品が出てきて目移りしっぱなしでした。
しかし、ある日ブランドへのこだわりを捨て、本当に自分が欲しいモノ・自分にとって良いモノを探すようになったら気持ちがすごく楽になったんです。
ブランド品を持つことに疑問を感じる、見栄で消耗していると感じている方に、どうすればその気持ちを解決できるか解説していきます。

ブランド品は外見を豊かに見せますが、心の豊かさとは別だと思います。
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え?嘘でしょ?有名ブランドメーカーの実態と悪行
有名ブランドとは何なのか?そのきらびやかな印象とは裏腹に、結構ひどいことをしています。
ブランドメーカーが勝ち上がるために犠牲にしてきたモノをしっかりと把握し、考えるきっかけになればと思います。
本章の内容
- 実態:製造国は現地生産ではない
- 有名ブランドの実態:工場の労働問題
- 有名ブランドの悪行:工場の薬品問題
- 有名ブランドの悪行:製品の廃棄
有名ブランドの実態:製造国は現地生産ではない
有名ブランドの製品含め、衣服類、カバン、靴などは中国やベトナムなどアジア製がかなり増えています。
アジアで製造し、品質の管理や一部の部品だけブランド所在国で実施することで、Made in Italyとかありますからね。

国産ウナギと言っても中国で育て、大きくなったら日本のいけすに移してから出荷しているのと同じような感じですね。(全てのウナギではないと思いますが)
また、グッチのようにイタリアに住む中国人に安い賃金で商品を製造している場合もあります。
引用元:未来世紀ジパング
さらに言えば、中国やベトナムで製造されたブランド品の横流し品(つまりブランド企業を通さず工場から直接売りに出されている製品)も横行しています。
俗に言う本物と見分けがつけられない偽物ですね。
恐らく一部の部品をブランド所在国で製造することで偽物と若干の違いを持たせているのだと思いますが、ほぼ外国製という裏付けにもなります。
こう考えると、Made in 〇〇という表記は幻想のように感じてしまいますよね。
有名ブランドの実態:工場の労働問題
ブランド所在国や海外の製造国など、結構な雇用を生み出していますが、長時間労働や過酷な労働内容だったり労働環境はひどいのが実態です。
今治で作られているタオルが外国人労働者を過酷な業務、住居環境に置くという労働問題で一時期話題になりましたが、あれの海外版ですね。

本当にひどいものでした。
僕はメーカーに勤務しているので取引先の海外工場などを見に行くことがあるのですが、日本人経営者と現地人経営者では労働環境に対する意識が全く異なります。
日本人経営者の工場は工場内がかなりキレイでいわゆる5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけの頭文字)が行き届いています。
反対に現地経営者だと例えば集塵機をつけないから工場内に粉塵が舞っている状態とか、溶鉱炉付近をはだしで作業しているなど、労働に対する意識が根本から異なることを感じました。
有名ブランドの悪行:工場の薬品問題
ブランドの海外工場から出る薬品が、垂れ流しで一時期問題になっていました。
有名ブランドだけではなくファストファッションも含まれますが、その影響は現地の方の健康被害や生命の危機に繋がっています。

自分たちさえよければいいと思える行動ですね。
インド北部にある工業都市カーンプルは、皮革製品で知られる。神聖なるガンジス川のほとりにあるこのエリアが、今非常に危険な状況にあるという。
皮革製品の製造過程でクロミウム6など皮の加工薬品を含んだ毒性の汚水が発生。毎日5千万リットル以上が農業用水や生活用水に流れ込んでいるのだ。
引用元:TABI LABO
各国の報道や著名人の訴えで改善する方向に向かっていると思いたいですが、現場はなかなか目の届かないところであることや、過剰な生産目標やコスト目標で周囲の環境は度外視で製造している可能性も十分あります。
服やバッグ、財布など消費する側からしたらあまり見えてはこないですが、このような実態があるということは知る必要があります。
有名ブランドの悪行:製品の廃棄
ブランド価値を高めるために廃棄もいとわないと考えている企業もあります。
2018年に問題になったバーバリーの廃棄問題。
ブランド保護のために衣料品やアクセサリー、香水など2,860万ポンド(約41億8,000万円)相当の売れ残り商品を破壊・処分していたことが分かった。
引用元:BBC
バーバリーは香水ブランドと新たなライセンス契約を結ぶために廃棄する必要があり、例年より処分が増えたと説明をしていますが、そもそもの生産計画の甘さが廃棄に繋がっているという認識が無いような発言ですよね。
「カルティエ」や「モンブラン」を抱えるスイスのリシュモンは、過去2年で4億8000万ユーロ(約628億7000万円)相当の腕時計を処分する必要に迫られた。
引用元:BBC
など、ブランド業界では廃棄されるのは企業活動の一環でもあるように思えます。
- 商品をできるだけ安く作り
- 広告費に大金をはたき
- 売れない部分は破棄する
もちろんそうではないブランドも多数あると思うのですが、製造工程や廃棄で環境破壊を繰り返し、自分だけ良ければ良い!といった自己中心的活動とも取れますよね。

お前のモノ(人・資源)は俺のモノ。俺のモノ(収益)も俺のモノ。というジャイアン的要素があります。
こだわるって何だろう。ブランドで消耗しないための心得
ブランドの実態を踏まえた上で、ブランド品で消耗しないための考え方について解説していきます。
本章の内容
- ブランドありきではなく、自分のこだわりを持つ
- 見栄にお金をかけるのをやめる
- こだわりを持った製品は有名ブランド品だけではない
ブランドありきではなく、自分のこだわりを持つ
商品を購入するための判断基準をブランドメーカーではなく自分に持つことで、自分の欲しいモノが明確になっていきます。
例えば『あのブランドが新商品を出したから買う』ではなく、『こういう商品がほしかったから買う』という具合です。
自分の欲しい基準に合えば新商品が出るたびに買い替える必要はなく、ずっと使い続けたいモノを発見できる可能性もあります。
お気に入りの数が増えればモノを買うための決断を減らし、買い物にかける時間も短縮できるというのも大きなメリットです。

自分に判断の軸を持てばかなり冷静になれます。
見栄にお金をかけるのをやめる
ブランド品を購入する大きな理由として、『見栄』があると思います。
『ブランドモノを持っている私すごいでしょ。』とか、『ブランドモノを持ってお金持ちをアピールしたい。』という承認欲求を満たしているとも言えます。
多くの人が購入できないブランドモノを買うことで、うらやましいと思われたい。という気持ちも少なからずあると思いますが、見栄にお金をかけると以下のデメリットもあることを認識する必要があります。
- 商品の使いやすさは二の次
- ブランドモノが好きな人と見られる
- 相手に劣等感を抱かせてしまう可能性あり
見栄よりも相手にどう見られたいのか?自分はどんなモノが本当は欲しいのか?を考えるべきだと思います。

本当のお金持ちは、分かりやすいブランドモノを身に着けていない人も多いです。
こだわりを持った製品は有名ブランド品だけではない
広告をしていないのに売れまくっている商品ってありますよね。
それは口コミで『この商品はいい!』と広まったモノなどがあげられます。
本当に良い商品と言うのは広告費にお金を使うのではなく、商品自体にお金をかけ、価値の高いモノに練り上げられています。

口コミが宣伝効果を生むので、広告を打つ必要がないんですね。
広告を打たなくて良いから製品の価値を更に上げられる→更に売れるという良い循環ができています。
口コミが一定以上広がればメディアの方から取材を申し出てきて、無料で広告ができてしまうというケースも多いです。
そういった商品はテレ東のカンブリア宮殿で結構紹介されていますので、チェックしてみるのも面白いと思います。
まとめ
POINT
- ブランド製品ができる背景を理解する
- 買いたいモノは自分に軸を持つ
- 見栄にお金をかけるのをやめる
- こだわりを持ったコスパの良い製品を見つけよう
有名ブランドの購入を否定するわけではありません。確かに高い品質は担保されているし、良いモノも多いと思うんです。
ただ、その製造背景と過消費社会に巻き込まれていることを説明したいというのがこの記事の趣旨です。
有名ブランド品ではなくても良い製品はたくさんあります。
僕はそういったずっと使い続けたい商品を幸せなことにいくつか発見できており、以下にまとめていますので興味のある方はチェックしてみてください。
参考カテゴリー:ミニマリストの持ち物
ではまた!
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