【NHKの受信料問題に終止符を打つ方法】NHKのネット配信は視聴者のみが受信料を支払うあるべき姿へ

NHKチューナー・問題提起
この記事は約13分で読めます。

ども!テル(@Teritter)です。

NHK見ないのに受信料を払いたくないよ。ワンセグ付き携帯、カーナビも支払い対象なっちゃったしどうしたらいいの?

それにスマホやタブレットを持っていれば受信料を払わなくちゃいけないって本当?

といった疑問に答えます。

本記事の内容

  • NHKの過去の判決から受信料を取り巻く現状を解説
  • NHKの受信料を合法的に支払わない方法
  • (追記)NHKのネット配信は視聴者のみが受信料を支払うあるべき姿へ

NHKを見ない、見たくないのに支払いの義務があるNHKの受信料について、頭の痛い人も多いかと思います。

実際に世間では同じ思いを持っている人も多くおり、立花孝志氏を代表とする『NHKから国民を守る党』という政党まで存在しています。

また、NHKの「常時同時配信の負担のあり方について」の答申によると、公共放送の受信料支払率について日本の約80%に対し、海外各国の支払率はイギリス約93%、ドイツ約97%となっており、日本がどれだけ低いか分かると思います。

イギリス、ドイツは日本と同じように受信料の料金徴収は他社で代行しており、フランスは税金と一括収納、イタリア、韓国は電気代と一括収納です。

支払率=支持率だと考えると、日本はなぜこんなにも支持率が低いのか?

その点を踏まえて、今までの流れと放送法、合法的に受信料を払わない方法、ネット放送の展望について記載します。

テル
テル

NHKに対してなんか釈然しゃくぜんとしないなあ。という方は是非チェックしてみてください。

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NHKの過去の判決から受信料を取り巻く現状を解説

NHKの過去の判決

この章ではNHKに関連した過去の裁判について解説します。

本章の内容

  • 2019年5月15日ワンセグ付きカーナビのNHK受信料支払い義務
  • 2019年3月13日ワンセグ付き携帯電話のNHK受信料支払い義務
  • 2017年12月6日憲法と放送法の解釈
  • NHKの後ろ盾になっている放送法第64条とは何なのか?

2019年5月15日ワンセグ付きカーナビのNHK受信料支払い義務

自宅にテレビを持たない女性が、自家用車に設置しているワンセグ機能付きのカーナビについて受信料契約を結ぶ義務がないことの確認をNHKに求めた訴訟があります。

判決として、東京地裁(森田浩美裁判長)は女性の訴えを退しりぞけました。

これにより、ワンセグ付きカーナビについても事実上NHK受信料の支払い義務が発生すると認められたということです。

運転中のテレビ視聴は2秒以上注視は禁じられている(公安委員会遵守事項違反6,000円で減点なし)のにこの判決はあんまりだと思うかも知れませんが、全ては後に説明する『放送法』が現代人の生活スタイルに合致がっちしていないからだと思います。

テル
テル

問題をややこしくしているのは放送法です

2019年3月13日ワンセグ付き携帯電話のNHK受信料支払い義務

『NHKの受信料について、ワンセグ付き携帯でも支払いの義務がある。』と、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)が判決をくだしました。

この判決で、ワンセグ、フルセグ付き携帯電話、タブレット、PCを所持している場合は受信料支払いの対象となりました。

セグとはセグメントの略です。

日本のTV放送の周波数帯を13のセグメントに分割し、12(フルセグメント=フルセグ)を地デジ向け、1(ワンセグメント=ワンセグ)を携帯などの小型受信機向けとしており、数字が大きいほど大容量で高精細なのデータを送ることができます。

2017年12月6日憲法と放送法の解釈についての訴訟

自宅にテレビを設置した男性に対し、NHKが契約申込書を送っても対応しなかったことにより訴訟したという内容です。

男性側は『支払いの強制は憲法が保障する契約の自由を侵害する』

つまり、テレビを持つ人に契約締結を義務付けた放送法 64 条が憲法が保証する『契約の自由』を侵害しているのではないか?という憲法vs法律で注目された判決です。

これに対し、NHK側は『受信料は不可欠で、合理性や必要性がある』として争う姿勢を示しました。

判決としては、以下の内容から『合憲(憲法に違反していない)』となりました。

  • 公共放送と民間放送がそれぞれ長所を発揮する
  • NHKに特定の個人、団体または国家機関等から財政面での支配や影響が及ぶことのないようにするため、広く公平に負担を求めたもの
  • 放送法の規定はテレビ設置者に契約締結を強制するものだが、国民の知る権利を充足するという目的を実現するために、必要かつ合理的なもの

この判決についてガッカリした人も多いと思います。

憲法vs法律で憲法が勝つと予測されましたが、結果的に国民がNHKを通して情報を『知る権利』が重要視されました。

テル
テル

別にNHKだけが情報源では無いと思うのですが。。。

NHKの後ろ盾になっている放送法第64条とは何なのか?

裁判官がグルとかではなく、先述の通り放送法第64条が現代人の生活スタイルに合っていないのであって、裁判官はその法律に対しての判決をくだしたまでです。

放送法第 64 条(受信契約及び受信料)

第 1 項 協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。

ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送(音声その他の音響を送る放送であって、テレビジョン放送及び多重放送に該当しないものをいう。

第 126 条第 1 項において同じ)若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、この限りでない。
引用元:電子政府の総合窓口e-Gov

上記にあるように、受信設備を設置したら契約をしなければならないというのが放送法第64条の主旨しゅしです。

テル
テル

この文言があるせいでことごとくNHKが勝訴しているんですね。。

問題の解決方法

国民がNHKと契約を交わさないためには、放送法第64条を法改正するしか今のところ手段がありませんが、その目途めどは立っていません。

なので、受信設備を持たないというのが脱NHKの解になるわけですね。

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NHKの受信料を合法的に支払わない方法

NHKの受信料を合法的に支払わない

この章では、脱NHKするべく、合法的に受信料を支払わない方法を解説します。

本章の内容

  • ネットテレビに切り替える
  • ワンセグ機能の無いスマホに替える
  • DVD・ブルーレイレコーダーは買わない
  • ワンセグ(フルセグ)付きカーナビは買わない

脱NHKの方法その①ネットテレビに切り替える

もう地デジを見るのをやめましょうという極論とも取れる話ですが、実際テレビ業界への広告費は年々減ってきており、インターネットの方に広告費が流れている状況です。

この流れが進んでいけばテレビの方は番組制作費がどんどん削られ、つまらない内容のテレビが増えるのではないか?と予測できます。

国内の広告費推移

引用元:電通

ネットで見れるテレビ(エンターテイメント)としては以下があります。

AbemaTV(アベマティービー)

abema

  • 5,000を超えるオリジナルコンテンツ
  • 毎週400名以上の今話題の有名人・芸能人・アーティストが毎日出演
  • 日本の女子中高生の3人に1人が見ている恋愛リアリティーショーが毎週見れる
  • 国内最大のアニメチャンネル
  • アプリのダウンロード数は4,000万を突破
  • テレ朝系のため、テレ朝コンテンツが充実

有料コンテンツが見れる有料版は月額960円、広告ありの無料コンテンツのみは無料で視聴できます。

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hulu(フールー)

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  • 日テレ系のため日テレコンテンツが充実

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合わなければ、無料期間中に解約することでお金を支払う必要はありません。

2週間無料で試してみる

TVer(ティーバー)

Tver

  • 東京の民放キー局5局が共同で立ち上げた
  • テレビ番組の広告付き無料配信サービス
  • 違法な動画配信の防止・対抗を目的とする
  • ドラマは一部を除き、積極的に配信
  • バラエティはごく一部に限られる
  • 実はNHK総合、NHKEテレが見れる

TVerを無料で見てみる

ここのNHKの視聴については完全に無料です。

テル
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TVerでNHKを見たからといって料金徴収に来ることは無いので安心してください(笑)

脱テレビの進め方

これだけ民放番組がネットで見れるならチューナー有りのテレビを買う必要性はだんだん無くなりつつあるのかも知れません。

実際に、ディスプレイ、パソコン、マウス、キーボードを用意するだけで、脱テレビ化できます。

大画面でネットテレビを楽しむ方法について、以下の記事に詳しく書いていますので参考にどうぞ。

デスクトップはディスプレイ一体型PCを買わない方が良い4つの理由
デスクトップPC欲しいんだけどどんな種類が良いのかなー?一体型PCって全部入ってるから楽そうだけど、どんなメリデメがあるんだろう。できればお得に買いたいな。といった疑問にお答えします。断捨離・ミニマリストメディア『それいる?』では、ミニマリストが持っているモノについて多数紹介しています。

脱NHKの方法その②ワンセグ機能の無いスマホに替える

APPLEやHUAWEIなど海外製スマホはチューナーが入っていないので、それほど悩まなくて良いかも知れません。

例えばHUAWEIのP30 LITEはコスパが良いのでオススメです。

  • サクサク動く
  • 顔、指紋認証が楽
  • トリプルカメラは2,400万画素以上!とにかく写真がキレイ
  • 海外でもSIMを入れ替えれば使えるシムフリー
  • このクオリティで25,000円程度という信じられない安さ
テル
テル

アメリカと色々もめているHuaweiですが、個人消費者には関係ないことです。

製品自体は機能性と高コスパを兼ね備えた素晴らしい製品ばかりなので、今後の動きにも注目です。

脱NHKの方法その③DVD・ブルーレイレコーダーは買わない

DVD・ブルーレイレコーダーには電波の受信機が搭載とうさいされています。

これも受信設備とみなされるので、レコーダーは買わないことをおすすめします。

なお、パソコンがあればDVD(ブルーレイ)は見ることができますし、ネット動画サービスを利用すれば過去の動画を見ることができるので、レコーダーの必要性は薄いかもしれません。

脱NHKの方法その④ワンセグ(フルセグ)付きカーナビは買わない

先述したように、カーナビにワンセグ・フルセグ機能(以下セグ機能)が付いていれば受信料を支払う必要があります。

さらにセグ機能付きカーナビを持っていれば過去にさかのぼって支払う必要があります。

テル
テル

我が家のカーナビは地デジが映らず(多分アンテナが無い)、DVD、音楽視聴用になっているので支払い対象になりません。(契約に来た集金人に確認済み)

カーナビを使っていて地デジを見たくないという方は、チューナーを取り外すのは難しいと思うので、アンテナを取り外すと良いと思います。

アンテナはカーナビの種類ごとに異なると思いますので、車屋さんに相談するか、「〇〇(ナビの名前) アンテナ 取り外し」でネット検索してみてください。

今の時代、グーグルナビの方がカーナビよりも高性能です。以下の記事で詳細を説明していますので参考にどうぞ。

高額なカーナビに納得できない方必見。スマホで代替するメリットとデメリットを解説
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(追記)NHKのネット配信は視聴者のみが受信料を支払うあるべき姿へ

NHKのネット配信は閲覧者のみが受信料を支払う

上記では地上波、および衛生放送のNHKを見ない方法を説明しました。

反対に、本章ではNHKを見る様々な手段の解説と、テレビ業界の今後展開について記載します。

本章の内容

  • NHKを見る方法は6つ。手段について解説
  • 民放キー局もネット化へ。ただし障害もあり

NHKを見る方法は6つ。手段について解説

NHKを見る方法の2つは国民から煙たがられている地上波とBSの衛星放送ですね。

地上波で年間1.4万円、地上波+BSで2.5万円も受信料を払う義務が生じるので、たっけえなあというのが正直な感想。

そして、その他4つの手段は以下です。それぞれについて説明します。

  • TVer
  • NHKオンデマンド
  • NHKオンデマンド(アマゾンのプライムビデオ)
  • NHKプラス

TVerは唯一無料でNHKを見る手段

先述の通り、TVerはリアルタイムでもなんでもないですし、番組も限られていますが、唯一NHKを無料で見る手段になります。

お金は払いたくないけど、NHK見たいという方におすすめです。

TVerを無料で見てみる

NHKオンデマンドは過去の有名作品まで見放題

NHKオンデマンド

最新作や過去の名作まで月額990円で見られるのがNHKオンデマンドです。

連続テレビ小説や大河ドラマが好きな方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

NHKオンデマンド

NHKオンデマンドはアマゾンでも見れる

NHKオンデマンドアマゾン

アマゾンのプライム会員なら、追加で月額990円支払うことで、プライムビデオにNHKの連続テレビ小説や大河を見ることができます。

アマゾンユーザーならこちらの方が簡単で良いですね。

NHKオンデマンド(アマゾン)

テル
テル

本家と違ってあっさり退会できるのでご安心を。

業界が激震。NHKプラスで地上波、ネット同時配信

NHKプラス

2020年3月は試験導入で4月から本格的に開始されるのがNHKプラスです。

NHKプラスの特徴は、地上波で放送している内容をリアルタイムで常時同時配信するというものです。

受信契約を結んでいない状態だと、リアルタイム配信中の画面の4分の1が隠れるようになっています。

また、見逃し配信を視聴する時は受信契約にひもづいたログインIDを入力しないと視聴することはできません。

NHKがネット配信を始めたら、スマホも受信設備とみなされて強制的に受信契約をされるんじゃ?という憶測おくそくもありましたが、NHKプラスは実質的に見たい人しか見られないようになっています。

これはNHKがモデルケースとしているイギリスの例(視聴時に受信契約があるかどうか確かめ、契約していなければ契約を推奨すいしょうする)にならっているからです。

そもそもNHKの「常時同時配信の負担のあり方について」の答申に、スマホを持っているだけで受信契約の対象とはならないと明記されています。

民放キー局もネット化へ。ただし障害もあり

NHKの動きを皮切りに、その他の民放も2020年秋を目安にネット配信をスタートするべく、段取りをしているところです。

ただ、民法キー局(東京)がネット配信すると全国でキー局のテレビを見ることができてしまうため、キー局番組の放送権と少ない予算で作成された番組で持っている地方放送局にスポンサーがつかなくなるのでは?と懸念けねんされています。

いち視聴者からしたらそんなのどうだっていい。むしろ東京のテレビが見られるのでラッキーと思う人も多いと思いますが、そこら辺の忖度そんたくがあり、民法キー局のネット配信はゴールデンタイム(7時から9時くらい)に限定されてスタートとなりそうとのことです。

テル
テル

権利者を守るのではなく、消費者第一で考えてほしいですよね。

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まとめ

POINT

  • 放送法がある限りNHK有利な判決が続く可能性大
  • NHKに期待するより、脱テレビも検討しよう
  • ワンセグ、フルセグ機能付きの機器は支払い対象となる
  • NHKプラスは受信契約が無い人は視聴できない

NHKプラスが始まって、NHKを見たい人しか見なくていい環境にはなるのですが、結局テレビなどの受信設備を持っていれば受信料の支払い義務が発生します。

また、NHKプラスで初めて受信契約をするという方も今後出てくるかと思いますが、容易に解約できるモノなのかは分かっていませんので、契約は慎重しんちょうに検討した方が良いと思います。

ではまた!

コメント

  1. NHK潰れろ より:

    NHKを解約する方法にはアンテナ撤去もありますよね

    • テル より:

      NHK潰れろさん
      コメントありがとうございます!
      家のアンテナを撤去すれば屋外からも分かりますし、一番手っ取り早いかもしれませんね。
      ご意見ありがとうございました。

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