ども!テル(@Teritter)です。

高額当選したらって考えると確かに夢があるけど、お金をかける価値ってあるんだろうか?あと宝くじの収益の分配先も気になるなあ。
といった疑問にお答えします。
本記事の内容
- 2019年実績 億万長者が誕生する確率
- 宝くじの収益分配先を解説
宝くじってどれくらいの確率で当たるんだろうか?って一度は気になったことがあると思います。
保険商品などで使用されている統計学では、確率を使って人が病気になったり死亡したりすることと毎月の支払料金のバランスを取った商品設計を行っています。
要は確率を知れば、その企業がどのような思惑で商品設計をしているか分かります。
今回は宝くじについて。当たれば一攫千金ですが、当たる確率があまりにも低ければそもそもやる意味がありません。
コマーシャルは有名人を起用して、ずいぶん昔からバンバンやっているし、当選者も多いような気がしますよね。
そんな日本人にも非常になじみの深い宝くじについて、当選確率や宝くじのお金の流れなどから購入に値するかを見ていきましょう。

タップできるもくじ
2019年実績 億万長者が誕生する確率
1億円以上の当選金額がある宝くじは、年に5回あるジャンボ宝くじが対象です。それぞれの宝くじの高額当選確率はどのくらいあるのでしょうか?
ということで、1等の当選金額、販売枚数から当選確率を計算します。
本章の内容
- バレンタイン宝くじ(2019年実績)
- ドリームジャンボ宝くじ(2019年実績)
- サマージャンボ宝くじ(2019年実績)
- ハロウィンジャンボ宝くじ(2019年実績)
- 年末ジャンボ宝くじ(2019年予定)
- 当選確率の低さは異常
バレンタイン宝くじ(2019年実績)
通常、販売時期は2月から3月ごろです。
バレンタインジャンボ
当選金額 :1等は2億円を12本(12ユニット)、1等前後賞は5千万円を24本(12ユニット)
当選金額合計:36億円(1等、1等前後賞)
販売枚数 :1億2千万枚(12ユニット×1千万枚)
販売金額合計:360億円
当選確率 :0.00003%
バレンタインジャンボミニ
当選金額 :1等は2千万円を25本(5本×5ユニット)
当選金額合計:5億円(1等)
販売枚数 :5千万枚(5ユニット×1千万枚)
販売金額合計:150億円
当選確率 :0.00005%
ジャンボミニは販売枚数に対する当選確率がジャンボに対して高いものの、販売金額に対する当選金額が低くなっています。

ドリームジャンボ宝くじ(2019年実績)
通常、販売時期は5月ごろです。
ドリームジャンボ
当選金額 :1等は3億円を13本(13ユニット)、1等前後賞は1億円を26本(13ユニット)
当選金額合計:65億円(1等、1等前後賞)
販売枚数 :1億3千万枚(13ユニット×1千万枚)
販売金額合計:390億円
当選確率 :0.00003%
ドリームジャンボミニ
当選金額 :1等は3千万円を30本(6ユニット)
当選金額合計:9億円(1等)
販売枚数 :6千万枚(6ユニット×1千万枚)
販売金額合計:180億円
当選確率 :0.00005%
1等の当選金額が3億円と大きくなるものの、当選確率は変わりません。
サマージャンボ宝くじ(2019年実績)
通常、販売時期は7月ごろです。
サマージャンボ
当選金額 :1等は5億円を20本(20ユニット)、1等前後賞は1億円を40本(20ユニット)
当選金額合計:140億円(1等、1等前後賞)
販売枚数 :2億枚(20ユニット×1千万枚)
販売金額合計:600億円
当選確率 :0.00003%
サマージャンボミニ
当選金額 :1等は3千万円を40本(8ユニット)
当選金額合計:12億円(1等)
販売枚数 :8千万枚(8ユニット×1千万枚)
販売金額合計:240億円
当選確率 :0.00005%
年末ジャンボの次に金額が大きいサマージャンボは、1等前後賞あわせて7億円という高額になります。
ハロウィンジャンボ宝くじ(2019年実績)
通常、販売時期は9月ごろです。
ハロウィンジャンボ
当選金額 :1等は3億円を8本(8ユニット)、1等前後賞は1億円を16本(8ユニット)
当選金額合計:40億円(1等、1等前後賞)
販売枚数 :8千万枚(8ユニット×1千万枚)
販売金額合計:240億円
当選確率 :0.00003%
ハロウィンジャンボミニ
当選金額 :1等は2千万円を16本(4ユニット)
当選金額合計:3.2億円(1等)
販売枚数 :4千万枚(4ユニット×1千万枚)
販売金額合計:120億円
当選確率 :0.00004%
ハロウィンジャンボミニは1等が4本しかありませんでした。これによって当選確率は20ポイントも下がり、0.00004%となりました。

年末ジャンボ宝くじ(2019年予定)
通常、販売時期は11月ごろです。
年末ジャンボ
当選金額 :1等は7億円を23本(23ユニット)、1等前後賞は???万円を46本(23ユニット)
当選金額合計:???億円(1等、1等前後賞)
販売枚数 :4億6千万枚(23ユニット×2千万枚)
販売金額合計:1,380億円
当選確率 :0.000015%
年末ジャンボミニ
当選金額 :1等は3千万円を40本(10ユニット)
当選金額合計:12億円(1等)
販売枚数 :1億枚(10ユニット×1千万枚)
販売金額合計:300億円
当選確率 :0.00004%
年末ジャンボは販売金額が1,000億円を超えています。
1等も前後賞合わせると恐らく10億円ですが、1ユニット2千万枚なので、当選確率は1年で一番低く設定されています。

当選確率の低さは異常
1年間に5回というのは、ほぼ2か月に1回なので年中宝くじをやっているような感じですね。
また、1億円以上の高額当選者は年間で最大204人誕生している計算になります。

ただ、1等が当たる確率は高くても0.00001%なので、雷に打たれる確率と同じですね。
前後賞を含めると0.00003%、10万枚(3,000万円分)買えば確率は3%、300万枚(9億円分)買えば確率は90%なのでほぼ当たります。是非試してみてください(笑)
ちなみに飛行機が墜落する確率が0.0005%、自動車事故で死ぬ確率が0.01%と言われています。
事故で死ぬ確率よりもずっと低いというのが実態ですね。もちろん投資として考えるのも割りに合っていません。
宝くじの収益分配先を解説
収益金(宝くじの販売売上)は大きく分けて、以下4つに分配されています。
なお、平成28年度の販売実績額は合計8,452億円、平成30年度の販売実績額は8,046億円です。
宝くじは大損すると気付いた人が増えてきたのか、販売額が急激に下落しています。
参考:宝くじの低迷は「当たらない」から? ナンバーズ創設の兵庫知事苦言(産経ニュース)
本章の内容
- 宝くじ当選金
- 公共事業への投資
- 印刷経費、売り捌き手数料
- 社会貢献広報費
平成30年度の宝くじ当選金
当選金は 3,745億円(46.5%)であり、全体の売り上げの50%を切っています。つまり買った瞬間に半分以上の損が確定するということです。
300円の宝くじの内、139.5円を皆で山分けしているという感じです。
平成30年度の公共事業費への投資
全国都道府県へ割り振った後、公共事業費へ 投資されます。(3,071億円(38.2%))
元々財政的貢献という意味合いが強いのが現れています。
この割り振り先は明示されていますが、政府系関連企業(天下り先)に流れている可能性も高いですね。
平成30年度の印刷経費、売り捌き手数料
宝くじ印刷代や、宝くじ売り場、広告費として1,127億円(14.0%)も使われています。
平成28年度から売り上げは減っているにも関わらず、広告費等として1,038億円(平成28年度)から1,127億円(平成30年度)となり、100億円も増えています。

買ってもらわないと宝くじが成り立ちませんからね。
平成30年度の社会貢献広報費
103億円(1.3%)は献血専用車両や、交通、消防、公園など割とまともに使われていそうです。と言っても全収益金の1%ですが。。。

まとめ
POINT
- 当選確率は雷に打たれる確率と同じ
- 億万長者は毎年200人前後誕生している
- 買った瞬間に半分以上損する
- 宝くじの収益は役人に流れているかも
僕はオススメはしませんが、これで夢を買うと言っている人がいるのも事実。(僕の父とか)宝くじを買う方は上記の実態を知り、あまり期待しないで買った方が良いと思います。
ではまた!
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