ども!テルです。
・男性が育児休暇を取得するメリットが分かる
・男性が育児休暇を取得できない(しない)理由が分かる【この記事を読んでほしい人】・男性で育児休暇を取得したい人
・女性で夫に育児休暇を取得してほしい人
パパの皆さん、育児休暇は取得しましたか?
ママの皆さん、パパの育児休暇について相談しましたか?
僕は育児休暇として第1子で2か月、第2子で6か月取得しました。
その際に感じたメリットは育児休暇を取得する前に想定していたよりも大きく感じました。
しかし、日本の男性の育児休暇取得率は欧米諸国と比べると依然として低い状況です。
理由としては育児休暇の制度が浸透しておらず、また、今の会社役員の世代は『男が子育てに参加するものではない』と思っている人が一定数いるため、育児休暇を取得しずらい状況にあるのだと思います。
育児休暇に興味あるけどなかなか踏み出せない方は、まずは育児休暇を取得するメリットを強く意識した上で検討してみてください。
ということで、男性の育児休暇取得の日本の状況と、育児休暇取得のメリットを共有します。
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日本における男性の育児休暇の取得実態
①男性の育児休暇取得率は低い
日本において、男性の育児休暇取得率は女性に対しとても低いです。
厚労省のデータでは、女性の育児休暇取得率は83.2%に対して、男性は5.14%(H29)となっています。

by 内閣府男女共同参画局
これに対して先進諸国は以下のような状況となっています。
- アメリカ、イギリス:男女とも育児休暇取得率が低いが、男女差は少ない
- ドイツ:男性の育児休暇取得率が低く、日本と同じような状況
- スウェーデン:男女差はあるものの、男性の育児休暇取得率が30%を上回るという結果に
ただこのデータは2000年前後のモノなので、現代とはまた状況が変わっていると思いますが、20年前でも日本と海外の先進諸国だと差がみられることが分かります。

by 内閣府男女共同参画局
②男性の育児休暇について取る必要が無いと思っている人が多い
現在の50代以上の方はこの意識が強いのではないでしょうか?
自分が子育て世代だったころは、育児休暇取得率は1%も無かったわけです。
言わば男性は育児休暇取らなくて当然であり、『自分も取ってないから育児休暇を取るやつは怠けているだけだ』という感じでしょうか。
今の会社のトップ陣営がこのような意識だと、当然部下は育児休暇を取得するなんてできませんよね。
ましてや休暇前に色々な業務の引継ぎをする必要があるので、育児休暇を取得する男性に対して良い感情を抱く人は少ないかも知れません。
現在、男性で育児休暇を取得できている人たちは、多くが世間の目や政府の圧力を気にする大企業に属している人だと思います。
なので、男性の育児休暇取得率を上げるためには、実際に育児休暇を取得した人が育児休暇のメリットなどを発信する必要があるのではないでしょうか?
なので僕も実践しています。
③お金にならないから広告塔もいない
芸能人で育児休暇で第一線を退く人はいないと思います。
自分がいない期間に流行りがすたれてしまうと死活問題ですからね。
企業側も育児休暇を推してもメリットが無いですし(採用活動には多少あるかも)、ましてや広告をかけて育児休暇を取得する意味はこれっぽっちもありません。
広告塔がは存在せず、政府が育児休暇の取得率を上げようと言ってるだけであり、守る義務も罰則もありません。
これでは浸透しないはずですよね。
ただ、一部の企業では男性の育児休暇取得を義務化するというところもちらほら出てきているようです。
参考:男性の育児休業取得義務化 働き方や意識、どう変わる
男性が育児休暇を取得するメリット
①子供の成長を間近で見届けられる
生後1か月の赤ちゃんは、当たり前ですが人生の長さが1か月しかありません。
それが来月には倍の2か月になります。
これは30歳の人からしたら、60歳になるくらいの人生経験の密度ということになるので、赤ちゃんは日々成長します。
育児休暇を取得するということは、この人生密度の濃い期間を共に過ごすことができるということです。
赤ちゃんの方もパパ、ママ両方がいた方が安心するはずです。
赤ちゃんは生まれてから初めて見るモノばかりでとても疲れます。
外界から得た情報を記憶に定着させるために人間は睡眠を取りますが、赤ちゃんが良く寝るのはそれだけ刺激が多いからですね。
そんな状況で一日に1度会うか会わないか分からない父親になつくはずがないというのも当然だと思います。
赤ちゃんからしたら『一瞬目に入っただけの何か』ぐらいにしか思われてない可能性ありますからね。
ちなみに僕は第2子で半年育児休暇を取得して育児、家事に徹していたのですが、思惑通り、第2子はパパっ子になりました。
3歳になった今でもそれは変わらないですね。
日々成長していく姿を見守っていける、そんな幸せなことはないと思います。
②妻や周りの人たちからの好感度も急上昇
育児休暇を取得する男性が少ない中、完全な少数派にも関わらず育児休暇を取得することに対し、好感度が上がります。
特に周りの人からは育児休暇を取得するだけで好感度が上がるので、かなりオイシイと思います(笑)。
育児休暇を取れるのは法律で決まっているので誰でも取る権利があるのですが、優秀な人しか育児休暇を取れないと思っている人がいるからでしょうか。
ですが調子に乗って家事も育児も全くしないと妻からの好感度は急降下しますのでお気をつけて。
なぜ何もしないのに家にいるのか?と言われ、終いには早く仕事に行けと言われるかもしれません。
そうならないように、何のために育児休暇を取ったのかを忘れないようする必要があります。
優先度は子供第一、妻第二、自分第三くらいの気持ちが良いと思いますね。
③嫌な仕事から離れられる
毎日激務をこなしている方は、いったん仕事から離れ、自分の仕事について見直すチャンスです。
人生の方針や、そもそもその仕事をそのまま続けて良いのかなど、普段忙しくて考える暇もないようなことを考えることができます。
やはり職場という小さいコミュニティで生きていると見えなくなってくるモノ、見ようとしないモノが増えると思いますが、一旦離れてみると自分の仕事について一歩引いて考えることができます。
また激務に戻ると子供と触れ合う時間も少なくなり、「ママの親しい誰か」になってしまいかねません。
子供が小さいときは一瞬で過ぎ去ってしまうので、人生の選択は慎重に。
④セミリタイアを経験できる
育児休暇中は育児・家事、妻のサポートをするのは当たり前ですが、逆にそれがこなせれば他は何やっても良いんです。
僕の場合は、以下の感じで楽しみながら育児ができました。
〇第1子の育児休暇体験記
生後9か月で2か月間の育児休暇を取得。
- 1か月目:育児・家事を色々やろうと試みてみましたが、正直役に立てていたか分かりません(笑)
- 1か月目の中旬:妻、子を連れて北海道に1週間旅行
- 1か月目の末:妻、子、母を連れてフェリーを使ってのんびり九州旅行に1週間行く
- 2か月目:妻、子を連れて沖縄県の石垣島で1か月間ロングステイしながら育児を楽しむ

僕と娘。九州の某所で
目的は子供の情操教育。ですが親の方が完全に楽しんでましたね(笑)
〇第2子の育児休暇体験記
生後1週間で6か月間の育児休暇を取得。
育児、家事もだいぶ慣れてきましたが、育児はママしかできない部分もあるので、今回は第一子と違って完全に家事マシーンになりました。
どこかの議員が「女性は機械」的な発言をしていましたが、当時の僕は完全にキカイでしたね。
毎日朝昼晩のごはんを作り、皿洗い、掃除、洗濯、買い物をして毎日を必死にこなしていました。
そんな日々が5か月続き、最後の1か月でまた石垣島に1か月ロングステイ(笑)
どんだけ気に入ってんだよ!って感じですが、それができる時間とお金(給付金)があるので、好きなコトを選択しただけです。
このように、普通に仕事をしていたらできないこともできてしまいます。
育児休暇も取ろうと思ったら取れた、ロングステイもやろうと思ったらやれた。
『あれ?やろうと思えばできるんだ。』そう思った僕は人生観がすごく変わりました。
この経験が人生に影響を与えたと考えると、自分にとって育児休暇を選択するというのはとても大きなものだったと思います。
まとめ
POINT
- 赤ちゃんの数か月は大人で言う数十年分の人生経験に相当する
- 妻や周りからの好感度も急上昇する
- 仕事や人生について見直せる
- 時間とお金(給付金)を使って、セミリタイアを経験できる
これだけのメリットがあるので、僕と同じように皆さんの人生観も変わるかもしれません。
育児休暇を取ろうか迷っている人は勇気を振り絞って申請してみましょう。
皆さんも楽しい育休ライフを送れますように。
ではまた!
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