ども!テル(@Teritter)です。

写真の印刷したいんだけど、プリンターを買って印刷すべきか、お店で印刷すべきかどっちの方がお得なんだろう?
プリンター安いモノもあるし、買った方が良いのかな?
といった疑問に答えます。
本記事の内容
- プリンターって何であんなに安いの?プリンターのビジネスモデルとは?
- プリンターと店舗の印刷コスト比較
写真を印刷するのに店舗で印刷すべきか、自宅で印刷すべきか、どちらの方が安いんだろう?と誰もが一度は考えると思います。
僕は何も考えなしにまずプリンターを買ったんですが、販売員の話を鵜呑みにしてしまって、自分で考えるということをしなかったんですね。
そしてプリンターを使い始めて2~3年経った後、インクカートリッジをせっせと自分で換えている時にふと思ったんです。

これ店舗で印刷してもそんなに値段変わらないんじゃないか?
って。ということで、写真のコストの話、注意点などを解説していきます。
タップできるもくじ
プリンターって何であんなに安いの?プリンターのビジネスモデルとは?
フルカラーのプリンターを激安で売っているの見たことありませんか?フルカラー印刷、スキャナー付きみたいなやつで、高機能なのにやたら値段が安いんですよね。
結論から言うと、プリンターはインク、つまりランニングコストで稼ぐビジネスです。
少し前の携帯電話で端末代が実質0円!でも通信量高いよ。というのありましたが、同じビジネスモデルと言えます。
本章の内容
- 各社のプリンターとインクの価格
- 各社の印刷費用を比較してみた
各社のプリンターとインクの価格
CANON、EPSON、BROTHERのプリンター業界3強のプリンターとインクの価格について比べてみました。
なお、各プリンターメーカーのオススメ商品の、2020/2/8時点の価格.comの価格です。
CANON
・プリンター商品名:PIXUS TS8230 6色インク 15,599円(税込み)
→2018/10/27時点では28,180円でした
・インク商品名:BCI-351XL+350XL/6MP 6,656円(税込み)
→2018/10/27時点では6,397円でした
EPSON
・プリンター商品名:EP-881AW/AB/AR/AN 6色インク 15,532円(税込み)
→2018/10/27時点では29,680円でした
・インク商品名:KAM-6CL [6色パック] 3,670円(税込み)
→2018/10/27時点では3,574円でした
BROTHER
・プリンター商品名:DCP-J978N-B/W 4色インク 11,880円(税込み)
→2018/10/27時点では17,553円でした
・インク商品名:LC3111-4PK 3,550円(税込み)
→2018/10/27時点では3,499円でした
まとめると以下です。2018/10/27時点で最新だったプリンターの価格も併記しています。
上記を見ていただければ分かる通り、1年4か月ほどでBROTHERはプリンター価格が3割減。他2社は半額になっています。
インクは消費増税の影響もあり、微増という感じですね。
ここからの教訓は、プリンターの最新機種は発売後すぐに買ってはいけないということですね。
また、CANONはインク価格が高く、プリンターの値下がり率も高かったので、他社に比べてインクで利益を上げるビジネスとなっていることが分かります。

CANONのインク代はえぐいですね。。。
各社の印刷費用を比較してみた
一枚当たりの印刷費用はどれくらい違いがあるのか調べてみました。
結論を言うと、ブラザーのコストが写真の場合は3割程度、普通紙の場合は4割程度他社に比べて安いですね。
CANON
・L判フチなし写真のインク・用紙合計コスト (税別)
→キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド:約19.4円(大容量/標準容量)/約26.3円(小容量)
・A4普通紙(カラー文書)のインクコスト(税別)
→約9.9円(大容量/標準容量)/約14.8円(小容量)
EPSON
・L判フチなし写真のインク・用紙合計コスト (税別)
→L判・写真用紙 <光沢>:約20.6円(大容量)/約26.5円(標準容量)
・A4普通紙(カラー文書)のインクコスト(税別)
→約12.0円(大容量)
BROTHER
・L判フチなし写真のインク・用紙合計コスト (税別)
→L判・写真用紙 <光沢>:約18.6円(標準容量)
・A4普通紙(カラー文書)のインクコスト(税別)
→約8.4円(標準容量)
・A4普通紙(モノクロ)のインクコスト(税別)
→約2.7円(標準容量)
まとめると以下です。一部歯抜けになっていますが、BROTHERがいかに良心的か分かりますね。
CANONの印刷コストが意外と高くないことについて調べました
CANONのインクは他より倍近い価格で売られているのに、印刷コストにはそれほどの差は無いように思います。
よくよく調べてみるとCANONのwebサイトに以下の注記が記載ありました。
上記の印刷コストは、「家庭用インクジェットプリンターの印刷コスト表示に関するガイドライン」〈社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)制定〉に従って表記を行っています。すべて当社測定環境下における参考値(2018年8月2日現在)であり、あくまでも目安となる数値です。
当社測定環境下における参考値だそうです。
自動車業界でも某メーカーが独自の燃費測定方法を採用していて一時期問題になりましたが、あれと同じようなことなのでしょうか?
さらに深掘りするべく、JEITAのwebサイトからガイドラインを確認すると以下の記載がありました。
・印刷する写真のコストは写真の購入時の入数によって変わるので、印刷コストの算出条件は入数を記載すること
・インクコストはメーカサイトの小売価格を使用する
印刷コストの算出条件(特に写真の入数)を記載するというのを守っているメーカーが無かったので正直良く分かりません。
見た感じ罰則も無いようなので、メーカー側も軽く見ているのでしょうか?
消費者はメーカーが提示した資料を信じるしかないので、ガイドラインはしっかり守ってほしいですね。
そしてJEITAも印刷コスト表示について強制力を持たせるというのと、コスト算出条件を同じにするというのは是非やってほしいと思いました。

CANONの印刷コスト、正直めちゃくちゃ怪しいです。
一番コスパの良い優れているプリンター
プリンターのインクビジネスは若干の闇を感じますが、一番安くてコスパの良いプリンターはBROTHERということが分かりました。
BROTHERの高コスパプリンターはこちらから購入できます。
ちなみに我が家は価格が当時安かったCANONのプリンターを購入しましたが6年もすると色々と気付きがありました。
・印刷が遅い
・印刷時の音が大きくなっていった
・社外のインクを使ったら、数か月でカラー印刷がかすれるようになった

こういった背景があったので、両親にはBROTHERのプリンターを買うようにすすめたのですが、BROTHERの方が静かで早くて印刷コストも安いので満足しているようでした。
プリンターと店舗の印刷コスト比較
プリンターの印刷コストが分かったところで、店舗との比較をしていきます。
本章の内容
- 写真の場合の印刷コスト
- 自宅はモノクロ印刷、カラー写真は店舗で印刷する場合
写真の場合の印刷コスト
店舗での印刷コストと自宅のプリンターで印刷した場合のコストを比較するとどちらが安いか計算してみました。
結論から言うと自宅でプリントする方が安いのですが、年間100枚印刷する場合でも1,000円程度しか変わりません。
自分でインクを買って調整してとかやるならプロに任せた方が良いという方もいると思います。
CANONプリンターと店舗の比較
・プリンター印刷コスト:L判フチなし写真のインク・用紙合計コスト (税別)
→キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド:約19.4円(大容量/標準容量)
・店舗での印刷コストとの差
→店舗31円-プリンタ19.4円=11.6円
年間100枚印刷するとしたら、1,160円の差となります。
EPSONプリンターと店舗の比較
・プリンター印刷コスト:L判フチなし写真のインク・用紙合計コスト (税別)
→L判・写真用紙 <光沢>:約20.6円(大容量)
・店舗での印刷コストとの差
→店舗31円-プリンタ20.6円=10.4円
年間100枚印刷するとしたら、1,040円の差となります。
BROTHERプリンターと店舗の比較
・プリンター印刷コスト:L判フチなし写真のインク・用紙合計コスト (税別)
→L判・写真用紙 <光沢>:約18.6円(標準容量)
・店舗での印刷コストとの差
→店舗31円-プリンタ18.6円=12.4円
年間100枚印刷するとしたら、1,240円の差となります。
フォトブックで一括印刷がおすすめ
カメラのキタムラでフォトブックが制作できるのですが、以下のメリットがあるのでおすすめです。
- 多くの表紙デザインが選べる
- 安価に作成できる(2,000円~)
- 自宅で発注、自宅で受け取りが可能
- 写真枚数は20~160枚分が印刷可能
- レイアウトは自身で自由に決められる
写真をバラで印刷しても整理が大変なので、フォトブックで整理の手間を省くのも良いと思います。
自宅はモノクロ印刷、カラー写真は店舗で印刷する場合
自宅用プリンターはモノクロ印刷のみ使用して写真は店舗で印刷した場合、自宅用プリンターの機能は必要最低限で良いと思います。
各メーカーの価格が安いモデルとハイエンドモデルの価格差から、どちらがお得か計算してみました。
CANONの場合
ハイエンドモデル:PIXUS TS8230 6色インク 15,599円(税込み)
ローエンドモデル:PIXUS TS3130 4色インク 4,981円(税込み)
差額は10,618円です。
先ほどの写真印刷コストの差額は1,160円/年だったので、年間100枚程度の写真を印刷するならば約9.1年は店舗で印刷した方がお得と考えられます。
しかしプリンターの寿命は5年程度と考えられているため、ローエンドモデルを購入して、モノクロは自宅、写真は店舗で印刷した方がコスパが良いですね。
ローエンドモデルはこちらから購入できます。
EPSONの場合
ハイエンドモデル:EP-881AW/AB/AR/AN 6色インク 15,532円(税込み)
ローエンドモデル:カラリオ EW-052A 4色インク 6,300円(税込み)
差額は9,232円です。
先ほどの写真印刷コストの差額は1,040円/年だったので、年間100枚程度の写真を印刷するならば約8.9年は店舗で印刷した方がお得と考えられます。
なので、ローエンドモデルを購入して、モノクロは自宅、写真は店舗で印刷した方がコスパが良いですね。
BROTHERの場合
ハイエンドモデル:DCP-J978N-B/W 4色インク 11,880円(税込み)
ローエンドモデル:DCP-J582N 4色インク 8,799円(税込み)
差額は3,081円です。
先ほどの写真印刷コストの差額は1,240円/年だったので、年間100枚程度の写真を印刷するならば約2.5年分に相当します。
こちらはプリンター寿命よりも短い年数になるので、カラー印刷や写真印刷はそれほどしないという方は、ハイエンドモデルを購入して自宅でモノクロ、カラー印刷の両方してもメリットありそうです。
まとめると以下ですね。

廉価インクには本当に注意が必要です。
まとめ
POINT
- プリンターはインクで儲けるビジネス
- カラー、モノクロどちらも使うならBROTHERが一番コスパが良い
- 自宅はモノクロ印刷のみ、店舗でカラー印刷をする場合はCANONかEPSONがコスパが良い
- インクは社外のモノを使うとプリンターが壊れるケースがある
用途によって購入するプリンターを選択、もしくはカメラのキタムラでフォトブック作成がおすすめです。


ではまた!
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