ども!テルです。
子供ができてからというもの、健康にはかなり敏感になっております。
特に食事。日々の生活で摂取するものから体が作られているモノなのでそれなりに気を使っています。
摂取しても大人の体は大きくならず、細胞の入れ替えの原資になっているワケですが、子供は違いますよね。
摂取した飲食物で体を作っているワケです。
さらに食生活が子供がアレルギーを発症するかどうかの原因の一つにもなっているので、できることはしてあげたいという思いで気を配っています。
そこで気になっていた特定保健用食品(トクホ)として認定されている飲食物ですが、これが怪しいんですよね。
最初はお茶から広まったと認識していますが、今はコーラまでトクホ認定されていますからね。
僕はコーラがトクホ認定されてから、トクホ=信用できないという認識をするようになりました。
まあ全てがそうでは無いとは思っていますが、トクホは選ばないと思っておけば時間の無駄にならないので楽だからです。
これはトクホだけど大丈夫な食べ物何だろうか?と考えて、色々調べてみたりして買うかどうか選択するというプロセスが無駄過ぎて僕には無理ですね。
ということで、トクホについて調べてみましたので共有します。
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特定保健用食品(トクホ)とは?
特定保健用食品(トクホ)の概要
「特定保健用食品」表示許可:1065品目(令和元年6月19日現在)
平成3年にスタート、世界でも画期的な制度
国が食品に健康表示(健康への効用をしめす表現)を許可する世界で初めての画期的な制度で、平成3年に発足し世界各国から注目されています。自分の栄養状態や健康状態を理解して、大いに活用したいものです。
引用元:公益財団法人 日本健康・栄養食品協会
始まってから28年もたっているのですね。驚きです。
流行り始めたのはここ10年くらいの話だと思うので、世の中に認知されるまで結構な時間が経過していますね。
ちなみに、トクホは以下の特徴があるようです。
これだけ見ると分野別に健康改善を狙った商品がラインナップされているようですね。
2. コレステロールが高めの方の食品
3. コレステロールが高めの方、おなかの調子を整える食品
4. 血圧が高めの方の食品
5. ミネラルの吸収を助ける食品
6. ミネラルの吸収を助け、おなかの調子を整える食品
7. 骨の健康が気になる方の食品
8. むし歯の原因になりにくい食品と歯を丈夫で健康にする食品と歯ぐきの健康を保つ食品
9. 血糖値が気になり始めた方の食品
10. 血中中性脂肪が気になる方の食品
11. 体脂肪が気になる方の食品と内臓脂肪が気になる方の食品
12. 血中中性脂肪と体脂肪が気になる方の食品
13. 血糖値と血中中性脂肪が気になる方の食品
14. 体脂肪が気になる方、コレステロールが高めの方の食品
15. おなかの調子に気をつけている方、体脂肪が気になる方の食品
16. お腹の脂肪、お腹周りやウエストサイズ、体脂肪、肥満が気になる方の食品
17. 肌が乾燥しがちな方の食品
特定保健用食品(トクホ)の役員
トクホ審査をするのは消費者庁ですが、有効性や安全性の分析を依頼するのは、『独立行政法人国立健康・栄養研究所』もしくは『登録試験機関』とされています。
一連の審査をサポートするのは、『公益財団法人日本健康・栄養食品協会』であり、昔はトクホ制度を立ち上げた厚労省OBの天下り先として問題視されていたようです。
しかし、今の役員名簿を見ると、食品会社の代表や、大学の教授、弁護士などまともな構成になっていますね。
役員名簿はこちら
特定保健用食品(トクホ)×申請費用
こういうのって申請費用がお高いんでしょう?って思っていました。こちらに申請費用一覧があります。
例えば、トクホ部会員ではない人が1品目申請するのには以下の費用が掛かるようです。
・トクホ申請チェック費用 157,500円
・協会アドバイス料 315,000円
・学術専門委員アドバイス料 525,000円
合計 1,013,250円となります。これは一例であり、アドバイスがいらない場合はかなり安く済ませることもできます。
これは高いのでしょうか?安いのでしょうか?広告が数千万円という費用がかかるのに対して、認可を受けるのに百万円ならば安いモノだと思います。
ただ、これはあくまで認定に係る事務的な費用の話。
費用等は公になっていないですが、研究機関でのデータ測定や、年単位で実施するヒトへの効果検証について莫大な研究費用がかかると思われます。
トクホはお金がかかっているため、販売価格も高いのですね。
特定保健用食品(トクホ)の失敗とは?
冒頭でも書きましたが、コーラを認定してしまったのがいけなかった。
コーラですよコーラ!アメリカでは太った人が飲んでいるイメージがあるし、砂糖やらカフェインやら健康とはかけ離れた存在です。
それに健康気にするなら水やお茶飲もうよ。なんでコーラなのよとも思ってしまうわけで。
まあ固定観念は機会損失の根源なので、一応調べてみました。
特定保健用食品(トクホ)のコーラ
○コカコーラ社

by coca-cola
・炭酸
・カラメル色素
・酸味料
・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)
・香料
・カフェイン
○ペプシ社

by suntory
・炭酸
・カラメル色素
・酸味料
・甘味料(スクラロース、アセスルファムカリウム)
・香料
・カフェイン
コカ・コーラと原材料の順番まで同じとは何か表示順の縛りがあるのでしょうか?
原材料からしたら甘味料について、ペプシがアスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物を使っていないだけの違いですね。
どちらも食物繊維(難消化性デキストリン)という脂肪の吸収を抑える物質が含有され、効果が確認できているためにトクホ認定されています。
難消化性デキストリンは、天然では熟した果物などに含まれている水溶性食物繊維の一種であり、食後の血糖値の急激な上昇の抑制が報告されている。
食品工業では、とうもろこしの澱粉分解物からつくられた難消化性デキストリンが流通している。
従来は、消化されず役に立たないものとされてきたが、後に有用性がわかってきたため、食品工業的に生産されるようになった。
ヒトの消化管は自力では難消化性デキストリンを消化できないが、大腸内の腸内細菌が嫌気発酵することによって、一部が酪酸やプロピオン酸のような短鎖脂肪酸に変換されて一部は、エネルギー源として吸収される。エネルギーは1Kcal/kgである。
引用元:wikipedia
ということで、難消化性デキストリンの原材料はトウモロコシ由来のモノが多いようですね。
人工甘味料の是非
アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロースはそれぞれ人口甘味料です。
砂糖の数百倍の甘みがあるので、少量で甘く感じさせることができます。
○カロリー表示の矛盾
日本のカロリーの表示は100mlあたり5kcal未満ならゼロカロリーと表示できるようになっています。
(この表示こそ景品表示法違反だと思いますが、厚労省がそう定めている)
つまり500mlだったら24.9kcal程度まではカロリーがあってもゼロカロリーと表示されることになります。
○人工甘味料の安全性は結論が出ていない
今までアメリカや日本でさんざん検証されてきて人工甘味料の是非については結論が出ておりません(爆)
GIZMODOに、人工甘味料の変遷についてよくまとめられた記事がありました→こちら
やれガンの元になるならない、やれ糖尿病リスクが高まる高まらないだの過去数十年も議論が続いています。
結果的にもっと検証しないと分からないよねみたいになっていますが、検証ってもう市場に出てますけど!?
つまり製品としても採用しながら並行して検証するということですよね。
怖くないですか?こんな物質が含有している製品を認定してしまうトクホはちょっと信用できないというのが、僕がトクホを買わない理由です。
まとめ
POINT
トクホは人工甘味料の入ったコーラを認定している
食品に関しては本当に多くの情報ソースがあるので、このような本で知識をつけつつ食べるものを選んだ方が良いと思います。
特に日本の食品は規制が緩く、海外が使えないモノもバンバン使っていたりするので、しっかりと知識を身につけることが重要です。
ではまた!
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