ども!テル(@Teritter)です。

貯金したいから小遣い2万円にしたい。でもどうやってやりくりすれば良いんだろう。
他の家庭の小遣い事情はどうなってるのかな?
といった疑問に答えます。
本記事の内容
- サラリーマンのお小遣い調査の詳細
- お小遣い2万円でやりくりする方法
先日以下のツイートをしました。
僕のお小遣いは2万円です。
でもタバコも酒もやめたし、飲み会も行かないし、不用品売って、必要なモノを買ってるから2万円でも減らない👀
結局家族に外食おごったりお土産にお金使ったりするだけ。
欲しいモノがあれば、すでに持ってるモノを手放す。そうすればお金も減らないし、モノも増えない。
— テル@合理家の人 (@Teritter) August 23, 2019
この記事を書いている僕はサラリーマンの給与収入と副業(不動産賃貸)の収入合わせて1,000万円以上ありますが、小遣いは月に2万円です。
年間でも24万円なので仮に収入が1,000万円だとしても、年収に対する小遣い率は3%以下です。
新生銀行の「2019 年サラリーマンのお小遣い調査」によると、男性会社員の毎月のお小遣い平均額は 36,747 円ということでした。
サラリーマンの平均収入が532万円なので年収に対する小遣い率は8.3%となり、僕の小遣いがいかに控え目か分かると思います。
ということで、サラリーマンの小遣い調査の詳細、僕がなぜ小遣い2万円でやりくりできているかについて説明します。

小遣い36,747円ということは1日1,000円以上使えますよね。結構多いと思います。
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サラリーマンのお小遣い調査の詳細
お小遣いって家庭のリアルそのもので、開けてはいけないパンドラの箱的な雰囲気を感じますが、それを調査している新生銀行の目の付け所が面白いですよね。
いくら親しい友人でも中々聞けないお小遣い。自分がどこら辺に位置するのかチェックしてみてください。
調査結果は膨大なので、要約して解説していきます。
本章の内容
- 諸条件と結果
- 過去の小遣い額の推移(日経平均と比較)
- 小遣いの世代別平均額
サラリーマンの小遣い調査①諸条件と結果
条件:20代から50代の有職者の男女約2,700名を対象
- 男性会社員の毎月のお小遣い額は 36,747 円(前年比 3,089 円減少)→1979 年の調査開始以来、過去 2 番目に低い金額(最低額は 1982 年の 34,100 円)
- 女性会社員の毎月のお小遣い額は 33,269 円(同、1,585 円減少)→近年増加傾向にあったが、過去最も低い金額
- 男性会社員の昼食代は 555 円(同、15 円減少)、女性会社員は 581 円(同、5 円減少)
- 男性会社員の 1 ヵ月の飲み代は 13,175 円(同、669 円増加)、女性会社員は 9,493 円(同、8 円減少)
- 職場で働き方改革があったと回答する割合は、男性会社員、女性会社員ともに前年比増加→そのうち、約4割が働き方改革により「支出が増えたものがある」と回答するも、その割合は前年よりも低下
ということです。リアルな数字ですが、ご自身と比べていかがでしょうか?
お小遣い金額
男性、女性共に3万円超えています。3万円なら毎月スマホを買い替えられるくらいの金額なので結構な金額ですよね。
モノに換算すると多いですが、実際は飲み物、食べ物、付き合いなどの無形のモノに変わっている部分も多くあるので実感がない人も多いのかも知れません。

僕自身はミニマリストでほとんどモノを買わないので、お小遣いの大半が無形のモノに変わっています。
飲み代
男性会社員の飲み代は13,175円ということで、飲み会が約3回分でしょうか。週に1度行くか行かないかとなると、結構多いような印象です。
ただ歓送迎会などの場合、会社の業務の内と言って小遣いからではなく生活費から払っている場合もありそうなので、実際は飲み代に使っているお金はもっと多いかも知れません。
サラリーマンの小遣い調査②過去のお小遣い額の推移(日経平均と比較)

引用元:日生銀行 2019年お小遣い調査結果
日経平均と併せて載せるあたりが日生銀行さんのセンスを感じますね。
データ内容で驚くべきは、バブルがはじける前のお小遣いが77,725円とあり、2019年の倍以上の金額になります。
年間で言うと100万円近いですから、やりたい放題だったんでしょうね。
小遣い額は減少の一途をたどる
そして日経平均と連動して小遣い額も減少していき、近年は日経平均は上がっていくものの、小遣い額は年々減少していきます。
これは非正規雇用者が増大していることに加えて、企業が銀行から借りたお金を設備投資などを行い、結果的に収益を増やしたにも関わらず給与以外に割り振られている(株、不動産、設備など)ため、日経平均とお小遣いが連動しなくなったとも言えます。
失われた20年と呼ばれる長期にわたるデフレにより、再び不況になった場合に備えて企業がお金を外に出したくないという気持ちは分からないでもないですが。
サラリーマンの小遣い調査③小遣いの世代別平均額

引用元:日生銀行 2019年お小遣い調査結果
20代のお小遣い
20代は未婚者が多いので小遣い額が最も高く出ているのだと思います。
女性の方が小遣い額が多いのは、女性の場合、結婚や出産でそもそも退職する人もいるでしょうから、『20代の女性会社員』という枠組みで考えると、未婚の方が多いからだと思います。
男性と女性の小遣い額の差
男性の場合、役職も上がってくるであろう40代に小遣いが最も低くなるのは子供の教育費の捻出とか、色々と努力の影が見えますね。
一方、女性については年々お小遣いが減少していきます。
一般的に共働きでも男性より女性の方が家事育児の負担割合が高いので、付き合いも少ない結果、小遣いも低くなっているという可能性があります。

家事育児するのにお小遣い少ないってむくわれてないですよね。。男性の方は家事育児しましょう!
お小遣い2万円でやりくりする方法
では、実際に僕がお小遣い2万円で済ませている方法について紹介します。
その前に前提条件として、給与天引きの社員食堂での昼食(7,000円くらい)と、月々の格安SIMの通話、通信量(2,500円くらい)は小遣いに含んでいません。
新生銀行の条件と合わせるため社員食堂+スマホ代の費用を小遣いに足すと、約3万円くらいです。それでも平均に比べて6千円は安いです。
本章の内容
- グレーゾーンの支出について、家計費との負担額をしっかり決める
- やらなくても困らないモノを決める
- 不用品を売ってお金を作る
- 2万円で何ができるか考える
やりくり方法その①グレーゾーンの支出について、家計費との負担額をしっかり決める
グレーゾーンの支出とは、家計費に入るのかお小遣いから出して自分で負担するのか分かりにくい支出のことです。
例えば以下のような項目ですが、矢印は我が家の場合の割り振りになります。
・歓送迎会などの飲み会 →自腹
・結婚式の二次会 →小遣い制になってから行ってないけど多分自腹
・美容院の代金 →家計費と半分ずつ
・病院費 →家計費
・風邪以外の病院費(ニキビ治療など)→家計費と半分ずつ
・スマホ本体代金 →自腹
・月々の通話料 →家計費
・昼食費 →家計費
この費用をどこから出すか決めておかないと家庭内トラブルの元になりますので、しっかり決めておくことをおすすめします。

我が家では無いと生活に関わってきそうなモノは家計費、無くてもさして問題が無いモノ(=贅沢出費)は自腹、どちらとも取れるやつは半々という決め方にしています。
やりくり方法その②やらなくても困らないモノを決める
小遣い制じゃなかったら気付きませんでしたが、小遣い制になって初めて『この支出って本当に必要だろうか』と改めて考えたモノがあります。
そういったモノをやめてみて自分がどういった感情になるか確認し、やめるか続けるかを決めるというのもありだと思います。
そこで、僕がやめたモノと理由を説明します。
会社の飲み会に行くことをやめる
会社の飲み会に行っても大して得られることはありません。特定の誰かの悪口やうわさも多く、お金の無駄になることも多いです。
飲み会に行かないことで逆に自分が悪口を言われているかも知れませんが、直接言われるわけではないので気にはなりません。
月に2回行っていたとしたら、これだけで1万円は浮きそうですね。
いやいや飲みニケーションというのがあってだな。と思う方もいると思いますが、他の従業員とは業務を通してコミュニケーションを行い、会社に対しては仕事で貢献すればいいだけの話です。
飲み会を断るべき理由は以下の記事に詳しく書いていますので参考にどうぞ。

一人で飲むのをやめる
一人酒はメリットもありませんし、アルコール中毒への道を進むきっかけになる可能性があります。
この習慣を断つだけで、お金と時間を有意義に使うことができるので、真っ先にやめることを検討した方が良いです。

ちなみに僕は平日の中日(水曜日とか)と休み前の金曜日、休みの土日と、一週間の内の計4~5日間は家で飲んでいました。
水曜日と日曜日がビールか酎ハイ1本(500ml)で200円くらい、金曜日と土曜日がビールか酎ハイ1本+ワイン1本で800円くらい。1週間で2,000円、月に8,000円はお金をかけていました。
そんな僕でも思い切ってお酒をやめ、飲み会へ行くのも一人酒もやめたので完全アルコールフリーの生活になりました。
今まで何年も散々お金と時間をかけてきたんですが、やればできるんですよね。
どうやって断酒したか。その方法は以下の記事に書いています。

タバコを吸うのをやめる
タバコは百害あって一利なしとよく言いますが、本当にその通りです。
昔はタバコ=カッコいいというのがあり、それが唯一のメリットであったと思いますが、現在では喫煙者はすみっこに追いやられ、中毒者のレッテルを貼られたダサい象徴となっています。

僕がタバコをやめたのはだいぶ前のことになりますが、禁煙を何度も失敗して、最後は喫煙のデメリットを強く強く意識することで何とかやめることができました。
僕のタバコを吸っていたころは一箱330円くらいだったので、月に5,000円くらいはかかっていましたね。
禁煙については以下の記事に書いていますので、参考にどうぞ。

週刊誌を読むのをやめる
週刊誌を買うと特に興味のないマンガも読んでしまいますし、ゴミを捨てる必要もあります。
お金以上に時間を無駄にしてしまうので、これもやめた方が良いと思います。

僕はジャンプを毎週買っていたのですが、上記の理由でやめました。これで月々1,000円は浮きますね。
集めていたONEPIECEもメルカリで売って全部手放しました。かなりのスペースを占領していたので、爽快です。
最近はマンガを読みたくなったら電子版を買っていますし、わざわざリアルの紙で持っておく必要性が感じられなくなりつつあります。
例えばDMM電子書籍は25万冊もの圧倒的な品揃えです。これだけあれば自分の興味のあるマンガをサクッと探せると思いますので、マンガ喫茶とかよりも便利ですね。
無料サンプルや1巻無料などがありますので、少し読んでから購入を検討するということもできます。
やりくり方法その③不用品を売ってお金を作る
不用品は意外と家に眠っています。僕は不用品だけで2018年に14万円以上、2019年に8万円以上の利益を得ることができました。
これがそのまま小遣いにプラスされるとしたら、月額の小遣いは約3万円になりますね!(それでも平均より低い)
不用品を売って新しいモノを買えばモノの総量が変わらないので、モノを増やしたくない方にもおすすめです。
僕はミニマリストでもあるので、必要なモノだけを所有しようと考えています。


やりくり方法その④2万円で何ができるか考える
2万円って少なー。と思うかも知れませんが、昼食代を抜きで考えると1日当たり約650円もあります。
ペットボトル飲料と買い食いで300円使ったとしてもあまりますよね。
服を買うにしてもメルカリなどを利用すればめちゃくちゃ安いですし、上記で説明した悪い習慣をやめれば2万円でも使い切るのが難しいと思います。
趣味にお金がかかる方も小遣いを貯めれば良いと思いますし、お金のかからない趣味は以下のように世の中にたくさんあるので、新しく見つけるのも手だと思います。
まとめ
POINT
- サラリーマンの平均お小遣い額は36,747円
- 平均お小遣い額は景気に連動していたが、最近は下がり調子
- お小遣いを2万円でやり過ごすにはやらないことを決めるのが重要
- やらないことを決めると月に24,000円浮くかも
- 不用品を売って小遣いにプラスしましょう
小遣い2万円でも不用品を売って+1万円で3万円、やらないことを決めて2.4万円分のことをやらずに満足できています。実質小遣い5.4万円の人と同じ満足度かも知れません。(社員食堂代、スマホ代入れると6.4万円)
なぜ2万円にしているかと言うと、妻も小遣い制にしてほしかったからです。
夫が小遣い4万円で妻が無しという家庭もあるかも知れませんが、その場合どうなるか分かりますか?
妻の小遣いは本来は無いはずですが、実際それでは生活できないので、家計費から出ていくことになります。
家計費から出ると管理が難しくなりますので、実際計算してみたら夫以上に使ってましたということも無きにしもあらず。
我が家は平等にするために夫婦とも小遣い制にし、金額も同じ額にしました。詳細はこちらに書いていますので参考にどうぞ。

本当はやらなくて良いモノを探す、買いたいモノがあったら何かを手放して(売って)買う。これが、少ない小遣いでも満足する方法だと思います。



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