【副業の確定申告】収入20万円超えが申告対象。青色申告がおすすめである理由

青色申告・給与
この記事は約9分で読めます。

ども!テルです。

[voice icon=”https://minioist.com/wp-content/uploads/2019/04/woman_question.png” name=”” type=”l”]副業を始めてから本業とは別の収入がもらえるようになったんだけどこれって確定申告しなきゃいけないのかな?

確定申告って何をどうすれば良いんだろう?

といった疑問に答えます。

本記事の内容

  • 副業で確定申告をすべきケース
  • 確定申告の進め方

この記事を書いている僕は副業として今書いているブログと不動産投資をやっています。現時点では副業だけで月収30万円くらいなので、もちろん確定申告を毎年やっています。

昔はサラリーマンの収入一本!専業主婦!という価値観が当たり前でしたが、今はその価値観も陳腐化ちんぷかし、働き方に多様性を求める時代になってきています。

副業も多様化する働き方の一つなのですが、確定申告の問題がついて回りますね。

サラリーマンは会社が源泉徴収という名目で代わりに確定申告をやってくれるので自身で確定申告をやる機会は無いと思いますが、副業を始めたらほとんどの場合確定申告が必要になります。

テル
テル

確定申告はクソメンドクサイですが、アメリカ人は会社でやってくれないので毎年個人でやっています。しかも税制が日本と違うので海外にいるアメリカ人でもアメリカに対して申告が必要なんですよ。

僕含めて日本のサラリーマンは源泉徴収で楽していますが、自分の収入や支払っている社会保険料、税金くらいは把握しておいた方が良いと思うというのが僕の持論です。

ということで、本記事では確定申告をすべきケースや、確定申告をする場合の進め方、注意点などを説明します。

スポンサーリンク

副業で確定申告をすべきケース

副業で確定申告が必要なケース

副業だからと言って100円でも収益が発生すればすぐさま確定申告が必要というわけではありません。

サラリーマンのかたわら副業を始めるというと選択肢として以下が考えられますが、どうなったら確定申告が必要なのかっていまいちわかりにくいですよね。

[aside type=”boader”]
  • 内職
  • アルバイト
  • 会社を起業する
  • 金融商品への投資
  • 本業を活かしたフリーランス
  • ブログや不動産投資などの事業[/aside]

ということで、本章では副業で確定申告が必要なケースを紹介します。

  • 副業年収が20万円を超える場合
  • 事業立ち上げ準備などで副業年収がマイナスになる場合

副業年収が20万円を超える場合

副業の年収が20万円を超える場合は確定申告が必要になります。

  • 1か所から給与の支払を受けている人で、給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人
  • 2か所以上から給与の支払を受けている人で、主たる給与以外の給与の収入金額と給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人

引用元:国税庁(給与所得者で確定申告が必要な人)

要は源泉徴収をやっていない収入(事業やフリーランス)、源泉徴収をやっていても2か所以上の収入(バイトなど)は確定申告必要ですということですね。

20万円なので、月あたり1.7万円の収入があれば確定申告の必要があるということですね。意外とすぐにいきそうな金額です。

テル
テル
僕はやっと月数万円の収入が発生してきましたが、2018年9月から始めて2か月間は0円。3ヵ月目で8円でした(笑)

今年はブログ分の申告の必要があるかどうか微妙なところですが、来年は必要になりそうです。

ちなみに12月時点で副業年収が20万円を超えて焦らないように、あらかじめ収入の予測を立てて動いておいた方が良いと思います。準備すべき事項は次章で説明します。

[aside type=”warning”]注意

確定申告をする必要があるにも関わらず申告しなかった場合、『5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金、またはこれの併科』というかなりの痛手を負うことになります。(引用元:財務省(所得税法の一部改正))

無申告で金額が数百万円~数千万円と大きく、悪質であると判断されれば脱税の罪で逮捕されます。以前の仮想通貨バブルで儲けて申告しなかった人は何人か捕まっているそうですので単発の収入でも注意が必要です。 [/aside]

Check

副業年収20万円以上になったら申告が必須です。推奨すいしょうではなく必須なので気を付けましょう。

事業立ち上げ準備などで副業年収がマイナスになる場合

収入が20万円以下、事業立ち上げで色々お金がかかって収支マイナスでも、確定申告をした方が良い場合があります。

例えば収入が15万円だけど、以下のようなことで経費が60万円かかったという場合、差し引きマイナス45万円を本業の収入から差し引くことが確定申告で可能になります。

[aside type=”boader”]
  • 会議室などのレンタル料
  • 車のガソリン代
  • パソコンや色々な機材の購入費 [/aside]

いわゆる経費というやつですね。事業所得は本業の給与所得と合算できるのですが、収入がプラスではなく、マイナスでも合算できるんです。

経費が大きければ大きいほど本業の課税される所得が減り、納めるべき所得税が減額されていきます。

課税所得については以下の記事で詳しく説明しているので参考にどうぞ。

[kanren postid=”3674″] [aside type=”warning”]注意
事業をやる気がないのに経費だけ計上して税金を払わないでいる人もいます。

そういった行為を節税としてセミナーまでやっていた人もいるくらいですが、その場合は脱税になります。悪質な場合は最悪捕まるかもしれないので注意が必要です。[/aside]

Check

副業年収がマイナスになる場合の確定申告は任意。

今後本気で取り組んでいくなら確定申告をしておいた方が節税にもなるし、勉強になります。

スポンサーリンク

副業収入20万円以上は必須!確定申告の進め方

確定申告

確定申告をいきなりできるわけではなく、基本的には以下の流れで進めることが必要です。順番に説明します。

  • ステップ①税務署へ事業所得、不動産所得の青色申告をする
  • ステップ②収入、経費を記録する
  • ステップ③確定申告を行う

ステップ①税務署へ事業所得、不動産所得の青色申告をする

新たに青色申告の申請をする人は、その年の3月15日までに「青色申告承認申請書」を納税地の所轄税務署長に提出する必要があります。(引用元:国税庁(青色申告制度))

申告の方法として『白色申告』と『青色申告』があるのですが、簡単に言うと以下の違いがあります。

青色申告と、白色申告の違い
  • 特別控除:青色→あり、白色→なし
  • 赤字の繰り越し:青色→あり、白色→なし
  • 家族への給料の経費上限:青色→なし、白色→あり
  • 30万円未満の減価償却資産の一括経費化:青色→OK、白色→NG
  • 家賃や電気代の一部の経費化:青色→OK、白色→NG

特別控除とは65万円の控除のことで、言ってしまえば副業年収65万円までは特別控除で相殺されて税金を納めずに済みます。

圧倒的に青色申告が有利ですが、上記の申告期限があるというのと、複式簿記で記帳する必要があるのでこの点もデメリットになりますね。

複式簿記とは、簿記において、全ての簿記的取引を、その二面性に着眼して記録していき、貸借平均の原理に基づいて組織的に記録・計算・整理する記帳法のことをいう

引用元:wikipedia(複式簿記)

Check

事業を拡大していく、長く続けるなら青色申告がおすすめです。

ただし、税の知識が乏しい場合は会計ソフトを使うか、税理士に確定申告依頼が必要な場合があるため、そこでお金がかかることは念頭に置く必要があります。

ステップ②収入、経費を記録する

レシートや領収書などを取っておき、会計ソフトなどに入力する必要があります。

紙に記帳するとかなり大変なのですが、最近は会計ソフトが有能で、金融機関の取引、クレジットカードの取引を自動で転記してくれたりするのでとても便利です。

会計ソフトで僕がオススメしたいのが、クラウド会計ソフトで業界No.1のfreee(フリー)です。

freee

freeeのメリット
  • 自動転記、自動仕分けあり
  • スマホでも経理作業が可能
  • 税の知識がなくても分かる表現が親切

無料でトライできるので、気になる場合は使い勝手を確認してみることをおすすめします。

[btn class=”lightning”]freee(フリー)公式サイト[/btn]

僕は以下のクラウド会計ソフトで業界No.2のマネーフォワードを使っています。簿記の表現をそのまま使っているので、簿記の知識がある人はこちらの方が表現が分かりやすいと思います。

マネーフォワード

マネーフォワードのメリット
  • 自動転記あり
  • 給与計算ソフトなども併せてお得に使いたい
  • 一括大量の項目を仕訳したい

こちらも無料で試せるので、使い勝手を見てみることをおすすめします。

[btn]マネーフォワード公式サイト[/btn]
テル
テル

僕は簿記2級を持っているのでマネーフォワードの方が良いと税理士さんにめてもらってマネーフォワードにしました。

Check

会計ソフトを使って確定申告書類を作りましょう。簡単だし、税務の勉強になります。

そんな時間は無いという方は税理士の方に丸投げしましょう。ただし、費用はかさみます。

ステップ③確定申告を行う

会計ソフトを使う場合、税理士さんにチェックしてもらうことをおすすめします。

申告しているので間違えても違法ではありません。後で修正申告すれば良いのですが、その度に休むとかさすがに面倒ですもんね。

税理士さんは税務署にもいますし、『市区町村 税理士』で検索すれば色々出てくると思います。

テル
テル

僕は副業の規模が大きいので仕訳だけ僕がやり、後は税理士さんにチェック、修正してもらってそのまま申告までしてもらいます。

こうすることで税務丸投げでかかっていた税理士費用15万円(年額)を5万円(確定申告のみ)まで抑えることができます。

規模が小さい場合は税理士費用はそんなに掛かりませんし、税務署の税理士は無料で相談に乗ってくれるのでどんどん活用しましょう。

Check

会計ソフトを使っても税理士チェックは必要です。

スポンサーリンク

まとめ

POINT

  • 副業収入が20万円を超えたら確定申告は必須
  • 副業収入がマイナスで確定申告すると節税になる場合も
  • 仕訳は会計ソフトで楽々
  • 確定申告前には税理士のチェックをしてもらおう

確定申告は知らないでは済まされないので、事業をやる場合はしっかり理解しておきましょう。会計ソフトを試しに一度やってみれば大したことないと感じるかも知れません。

無料でトライできるので、税理士に丸投げしている方にもおすすめです。

[colwrap] [col2][btn class=”lightning”]freee(フリー)公式サイト[/btn][/col2] [col2][btn]マネーフォワード公式サイト[/btn][/col2] [/colwrap]

 

ではまた!

コメント

タイトルとURLをコピーしました