ども!テル(@Teritter)です。

所有している不動産に活かせてないスペースがあるんだけど何かいい手が無いかな?入居者の利便性向上や、周囲の治安向上の手段として自動販売機が良いと思うんだけど、どうやって設置してもらうんだろう。
といった疑問に答えます。
本記事の内容
- 自動販売機を設置するメリット
- 自動販売機を設置する前に実施すべきこと
- 自動販売機×防犯カメラで治安向上
- 自動販売機の利益と注意点
この記事を書いている僕は不動産投資家で、アパートを所有しています。その内の1棟に自動販売機を設置したのですが、飲み物が簡単に手に入ること以外に多くのメリットがあることが分かりました。
不動産を持ってから数年たつのですが、自動販売機を設置する、設置できるという考えに至ることが無かったので、メリットを知ってからもっと早く調べておけば良かったと思いました。
不動産は貸しているアパートやマンションだけではなく、マイホーム、貸している戸建て、商業ビルなども対象なので、自動販売機の設置や治安向上に興味のある方はどうぞ読み進めてください。

スペースの有効活用ですね。
自動販売機を設置するメリット
冒頭の通り、自動販売機を設置するメリットは飲み物が簡単に手に入るだけではありません。
このメリットはそのまま入居者の利便性向上につながりますので、所有している不動産の価値を上げることに繋がります。
ということで、自動販売機を設置するメリットを解説していきます。
本章の内容
- (入居者メリット)自動販売機の照明で治安向上
- (入居者メリット)停電時でも商品を取り出せる
- (入居者メリット)ポケストップになる
- (オーナーメリット)設置費用、電気工事は無料
- (オーナーメリット)フルオペレーションで手間いらず
(入居者メリット)自動販売機の照明で治安向上
自動販売機を設置することで、夜間でも周囲が明るくなり、犯罪行為を抑制します。
暗いと痴漢、スリ、泥棒、不法投棄、不法侵入などの犯罪を行いやすい環境になってしまいますが、明るいだけでそれらの犯罪行為を抑制する効果があります。
中には、防犯カメラを内蔵した『見守り自販機』というタイプもあり、犯罪行為の対策となっていることがうかがえます。(引用:食品産業新聞社)
(入居者メリット)停電時でも商品を取り出せる
停電時に商品を取り出せるタイプもあります。
近年は停電を伴う災害も多いので、この機能があればしばらく飲み物の心配をする必要がありません。
自動販売機から飲み物を取り出す方式としては以下3タイプがあります。
- バッテリー式 :鍵を使ってバッテリー駆動に切り替える必要あり
- ハンドル充電式:ハンドル付きライトと同じ仕組み
- ワイヤー式 :扉を鍵で開ける必要あり
(入居者メリット)ポケストップになる
伊藤園の自動販売機はPokémon GOのポケストップになるタイプもあります。(参考:伊藤園)
Pokémon GOは登場してから根強い人気がありますので、ポケストップになればPokémon GOユーザーの入居者は嬉しいし、売り上げが増える大家も嬉しいですよね。伝説のポケモンが出るイベントもあるそうで、その時は売り上げがだいぶ伸びると営業の方が教えてくれました。
閑静な住宅街の場合、ポケストップに人が集まってくると逆に入居者を不快にさせてしまう可能性があるため、導入はよく検討する必要があります。

自動販売機を設置した僕のアパートは閑静な住宅街なのでポケストップタイプのモノを諦めました。
(オーナーメリット)設置費用、電気工事は無料
自動販売機の設置費用、設置にともなう電気工事の費用は無料です。
設置も電気工事も有料と思っている方も多いのではないでしょうか?導入にハードルが無いなら設置するかどうかの意思決定をするだけですね。

僕のアパートも以下のように電気工事してもらいました。設置場所は地面に傾斜があっても問題ありません。
(オーナーメリット)フルオペレーションで手間いらず
飲み物の補充やイタズラなどがあったときの修理について、オーナー側で特にすることはありません。
手間いらず文句言わずなので不良入居者よりいいですね(笑)

僕の物件でも自販機のゴミ箱が荒らされて入居者からクレームが何度かあり、そのたびにメーカーに電話して片付けてもらいました。
不動産に関係する契約を結ぶ際の注意点について、以下記事にまとめています。参考にどうぞ。

自動販売機を設置する前に実施すべきこと
自動販売機を設置するにあたってすべきことを解説します。
- 自動販売機の設置場所を確保
- 各メーカーに問い合わせ
自動販売機の設置場所を確保
自動販売機を設置する場所を確保することが必要です。
基本的には町中にある自動販売機の設置スペースがあれば問題ありません。

僕はゴミ箱を撤去して自販機を置くことにしました。
ゴミ箱をだいぶ荒らされたので色々と試行錯誤したのですが解決せず、最終的にゴミ箱ごと捨てた話を以下の記事で説明しています。ゴミ問題に頭を悩ませている方はチェックしてみてください。

各メーカーに問い合わせ
各メーカーに問い合わせて設置可能かどうか調査してもらう必要があります。僕が調査依頼した結果、メーカーごとに対応の差があることが分かりました。
- サントリー :ノールックでお断り
- コカ・コーラ:現地調査し、近隣の100円自販機を理由にお断り
- 伊藤園 :現地調査の結果OK
サントリーやコカ・コーラは自動販売機の設置数がかなり多く、都市や商業施設、屋内に集中させているようです。
コカ・コーラは日本国内で100万台も設置しているようで、田舎は徐々に撤退しているようですね。それに対して伊藤園は16万台なので、絶賛拡大中ということで、無事以下のように設置しました。

僕の隣のアパートにチェリオとかいう100円自動販売機があるのですが、オーナーの取り分を多少犠牲にして安くなっているようです。
自動販売機×防犯カメラで治安向上
所有物件周辺のさらなる治安向上として、防犯カメラを取り付けることをおすすめします。
マンションはオートロックなどのセキュリティがしっかりしている場合が多いですが、アパートは割と無防備ですからね。
セキュリティ対策をしないということは、セキュリティを気にする方(特に女性)の申し込みを捨てていると言っても過言ではありません。
そういった背景もあり、防犯カメラと自動販売機を同時に設置して設置費用、維持費用を無料で提供してくれるサービスがあります。それが、ココロアソビ㈱の防犯カメラサービスです。

僕の場合は直接自動販売機メーカーに問い合わせて契約してしまいましたが、完全にミスしましたね。。これ以上自動販売機を置けないので、このブログを見てくれている方に紹介することで、気持ちを鎮めることにします。
- 防犯カメラサービスの特徴と活用事例
- 防犯カメラサービスの注意点
防犯カメラサービスの特徴と活用事例
防犯カメラサービスの特徴
- 防犯カメラと自動販売機は異なる住所で使用可能
- 防犯カメラ/録画用HDDレコーダーの貸与、設置
- 映像確認用の小型モニター貸与
- 防犯カメラ設置後の映像確認サポート
- 保守サービス
録画された映像は自身で確認できますが、それよりも実際に録画できるリアルなカメラがついているという入居者の安心感は半端では無いと思います。

僕の場合2つの物件にダミーの防犯カメラを付けていますが、片方は効果あってゴミ捨てマナーが向上し、片方が特に効果なしといった感じです。
防犯カメラの活用事例
アパート以外でも活用のシーンはありそうですね。
- マンション・住宅・ビル :犯罪防止、住民管理、利用者管理
- ゴミ置き場・駐車場・駐輪場:犯罪防止、利用者のマナー向上
- 店舗内・商店街 :犯罪防止、地域への社会貢献
- 会社内・作業場 :従業員管理、業務記録
自動販売機設置プラン
- 設置費、月額日 :無料
- 防犯カメラのみの月額プラン:7,500円 / 月 (税別)
- 契約期間 :3年
防犯カメラのみでも取り扱いがあり、その場合は7,500円です。自動販売機とセットなら自動販売機の売り上げでその費用を吸収するということになりますが、売り上げの変動リスクを負ってもらえるということですね。
防犯カメラサービスの注意点
防犯カメラを設置するにあたって細かい注意点があるので書いておきます。
- 飲料メーカーの都合上、自動販売機の設置ができない場合がある
- 機器/自動販売機にかかる毎月の電気代は大家負担
- 設置環境に適した防犯カメラを設置する
- 機器/自動販売機用のコンセントが必要となります
- 契約期間内に解約される場合は、解約金が発生いたします
以上の通り。
一番のリスクである自動販売機が設置できない場合があるという点ですが、ココロアソビ社の主要取引先はコカ・コーラ、キリン、伊藤園の3社なので、恐らく伊藤園さんが頑張ってくれると思います。
また契約期間3年以内に物件の売却を考えている方は、売却時にそのまま引き継いでもらうなどの配慮が必要です。
他にも心配事がある場合は直接問い合わせしてみて下さい。
自動販売機の利益と注意点
2019/10に自動販売機を設置したので、その後の収益、自動販売を設置して分かった注意点について説明します。
本章の内容
- 自動販売機設置後の利益まとめ
- 自動販売機設置後の注意点
自動販売機設置後の利益まとめ
自動販売機の利益は、以下の計算で求められます。
A:自動販売機の売上
B:売上の取り分
C:電気代
利益=A×B-C
そして実際の金額内訳が以下です。

普通に赤字です(笑)
売上は増えてきたものの、電気代の増加分は吸収できていませんね。もちろん立地などの条件はそれぞれだと思いますので参考に。
なお、冷却より保温の方が消費電力が大きいため、電気代は春秋<夏<冬となり、今が一番高いくらいかなと思います。
これだったら最初から防犯カメラ付きで利益無しの方が良かったかなと思います。
同じような目にあいたくない方は最初から防犯カメラ付きをご検討ください。
自動販売機設置後の注意点
想定はしていましたが、ペットボトル・缶のゴミ箱からゴミがあふれていると、3ヵ月で2回入居者から連絡がありました。
管理会社経由で自動販売機の契約をしていれば、管理会社から自動販売機の提供元に連絡をしてゴミを引き上げるよう依頼すれば良いですが、管理会社経由で契約するとその分利益が取られる可能性があります。
オーナーが直接自動販売機の提供元と契約すれば、こういったクレームについてオーナー自身で提供元に連絡する必要がありますので、その点は注意が必要です。

僕の場合ショートメールでごみ回収宜しくと連絡するだけなんで、楽っちゃ楽なんですけどね。
まとめ
POINT
- 自動販売機は入居者、オーナー双方にメリットあり
- 夜間の照明や飲料確保で入居者のユーザビリティが向上する
- オーナーの負担は電気代のみ
- 防犯カメラをセットで活用すればセキュリティ対策にもなる
電気代だけで入居者の利便性とセキュリティを向上させることができる防犯カメラサービスはおすすめです。
ゴミ問題に悩んでいる方や、治安のあまり良くない地域に物件を持っている方に特におすすめです。
ではまた!
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