ども!テル(@Teritter)です。

雨が降るとジメジメするし、結露やカビが心配。除湿機を買いたいけどどれを選んだら良いんだろう?
と言った疑問に答えます。
本記事の内容
- 除湿機の3つの方式と用途
- 除湿機の購入時に気にすべき5つのポイント
- 除湿機の用途別おすすめ機種8選
この記事を書いている僕は湿度が高いのが本当に苦手です。
エアコンのドライを使って今まで何とか耐えてきましたが、洗濯物を室内干しするときはもうどうしようもなく、ただただジメジメに耐えるのみで塞ぎ込んでいたいました。そんなとき、

除湿機ってのがあるんやで。
という天の声が聞こえた気がして調べてみると、除湿機には多くの種類があることが分かりました。
除湿機を上手く使えば以下のメリットが得られることも分かったので、使用目的に合ったモノを選ぶことで、生活環境をより快適にすることが可能です。
- 結露やカビの防止になる
- 洗濯物を部屋干ししても短時間で乾かせる
- 部屋の湿度を下げ、ジメジメとおさらばできる
ということで、本記事では除湿機の目的別選び方、おすすめの除湿機について解説します。

除湿機で梅雨を快適に乗り切りましょう。
除湿機の3つの方式と用途
除湿機には3つ方式がありますが、使用用途に合っていないモノを選ぶと思ったように効力が発揮されません。
ここの選び方を間違えると満足度も下がってしまいますので、確実に押さえておきましょう。
本章の内容
- コンプレッサー方式:梅雨から夏場に使いたい場合
- デシカント方式:冬場に使いたい場合
- ハイブリッド方式:年中使いたい場合
コンプレッサー方式:梅雨から夏場に除湿機を使いたい場合
コンプレッサー方式の除湿機は、内部に搭載したコンプレッサーを使用して湿った空気を冷やすことで除湿を行います。
この機能はエアコンの除湿機能と同じ仕組みですね。
- 熱を使わないので電気代が安い
- 熱を使わないので部屋の温度上昇が少ない
- 室温が低いと効果が薄い
- コンプレッサーは鉄の塊なので重い
ということで、夏場にメインで使いたい方に向いているタイプであると言えます。

日本の夏は湿度高いですが、冬は逆に乾燥しているのでコンプレッサー方式を選ぶ人も多いです。
デシカント方式:冬場に除湿機を使いたい場合
デシカント方式の除湿機は、内部にコンプレッサーではなくフィルターとヒーターを搭載していることが特徴です。
- 稼働音が小さい
- コンパクトで軽いモノが多い
- ヒーターがあるので電気代が高い
- ヒーターがあるので室温が上昇しやすい
ということで、冬場メインでの使用に向いているタイプと言えます。

冬の結露防止やカビ対策に一役買ってくれそうですね。
ハイブリッド方式:年中除湿機を使いたい場合
コンプレッサー方式とデシカント方式の両方の機能を持つのがハイブリッド方式です。
どちらのメリットも活かせる反面、本体代が高いというのが特徴です。
年中利用するかどうかがポイントになりますね。
除湿機の購入時に気にすべき5つのポイント
除湿機の方式は上で説明した3タイプですが、衣料乾燥やタンクの容量など考えるべき項目は多数あります。
使い方に合った機能を備えているモノを選ばないとうまく効果を発揮できませんので、こちらの章もしっかり押さえておく必要があります。
後から後悔しないためにも、以下のポイントをはっきりさせた上で購入しましょう。
本章の内容
- 寝室で使う場合は静音性はどうか
- 水をためるタンクの容量はどのくらいか
- 複数の部屋で使用する場合、持ち運びが楽か
- 衣料乾燥を目的とした風量、風向選択が可能か
- 家の構造と広さに見合った除湿能力があるか
除湿機の選択ポイント①寝室で使う場合は静音性はどうか
寝室で使用する場合は静音性にも注意して購入する必要があります。
室内では、50デシベルくらいから騒音を感じ、55デシベルを超えると騒音を無視できず、大声でないと会話ができない状態になります。このため、住宅のリビングや寝室などの騒音レベルの許容値は40デシベルまでが望ましいとされています。
引用元:suumo

寝室で使うなら40dB未満が良さそうですね。
除湿機のそれぞれのタイプでざっくりと騒音値を説明すると以下になりますので、寝室で使用する場合はデシカント方式を選択する方が良いと思います。
- コンプレッサー方式:40~50dB
- デシカント方式:35dB前後
- ハイブリッド方式:40~50dB
除湿機の選択ポイント②水をためるタンクの容量はどのくらいか
タンクの容量は製品の構造設計によってバラバラです。
タンクの容量が大きいということはそれだけ排水の手間が減るということなので、タンクの容量は大きいにこしたことはありません。
除湿機の選択ポイント③複数の部屋で使用する場合、持ち運びが楽か
持ち運びを考えた場合、重量にも注意が必要です。
先ほど書いたように重量のは以下の様になっており、デシカント方式が最も軽いです。
- デシカント方式:5kg~
- コンプレッサー方式:10kg~
- ハイブリッド方式:15kg~
しかし、重量の重いコンプレッサー方式、ハイブリッド方式でもキャスターがついているモノがあるため、バリアフリーなら持ち運びはさほど苦にはなりません。

キャスター付きかどうかも判断のポイントになりますね。
衣料乾燥を目的とした風量、風向選択が可能か
除湿機には衣料乾燥を目的としたモノも多いですが、風量によって乾くまでの時間が変わり、風向選択が可能かによって除湿機や洗濯物を置く位置を変える必要が出てきます。
フラップタイプ

引用元:amazon
飛行機のフラップのようなモノが動いて風向を変えられるタイプです。
風が出る部分がどうしても狭くなるため、洗濯物にあたる風も一部に限定されてしまいます。
なので、このタイプは以下の2点を確認しておきましょう。
- 横方向の風向変更はできるか
- どれだけの範囲フラップが可動するか
サーキュレーター付きタイプ

引用元:amazon
サーキュレーター付きの風向は上下しか変えられないものの、風をあてる範囲、風量が大きいため、より早く洗濯物を乾かすことが可能です。
家の構造と広さに見合った除湿能力があるか
除湿機は家の構造が木造か、鉄筋コンクリートかによって除湿能力を最大限発揮できる範囲が異なります。
というのも、木造は気密性が低いため、室内の湿度が屋外と近くなりやすい特徴があります。

木造の構造である木自体も吸湿するのですが、雨が降ってたら多勢に無勢です。
例えば鉄筋コンクリートの部屋で20帖まで対応できる機種でも、木造の部屋だったら10帖までと半減してしまいます。
また、除湿能力が大きいほど早く除湿できますが、その分価格も高くなるので、お財布と相談しながら決める必要がありますね。
除湿機の用途別おすすめ機種8選
それぞれの用途別でおすすめの除湿機をピックアップしました。
メリットとデメリットがあるので、自身の用途に合ったモノをチェックしてみてください。
本章の内容
- アイリスオーヤマのおすすめ除湿機
- コロナのおすすめ除湿機
- シャープのおすすめ除湿機
- 日立のおすすめ除湿機
- パナソニックのおすすめ除湿機
アイリスオーヤマのおすすめ除湿機
除湿機と言えばアイリスオーヤマ。というくらい除湿機にには定評があります。
というのも、アイリスオーヤマは徹底した顧客目線でものづくりをしており、アイリスオーヤマしかない機能というのがたくさんあります。
その中で、僕がおすすめしたい3機種を紹介します。
IJC-H140:色々ちょうどいい機種
- 鉄筋の場合35帖まで対応
- 除湿量はなんと14L
- タンク容量は3.8Lで排水回数が少ない
- 連続排水可能
- 目標湿度設定可能
- イオン発生装置で室内が快適に
といった感じで、除湿機としてほしい機能を備えており、まさにちょうどいい感じ。
これについては実際に購入し、以下の記事でレビューしています。

IJCP-J160:空気清浄機能付き
- 鉄筋の場合40帖まで対応
- 除湿量はなんと16L
- タンク容量は5Lで排水回数が少ない
- 連続排水可能
- 目標湿度設定可能
- 空気清浄機能付き
空気清浄機能も付いており、空気清浄機を別で買わなくて良いのがポイントです。
また、除湿機としての性能も高いため、広い部屋で使用するにはもってこいの商品です。
IJD-I50:サーキュレーター付き
テレビで以下のCMを見たことがある方もいるのではないでしょうか?
これはアイリスオーヤマだけのサーキュレーター付き除湿機で、主に衣類乾燥に特化したタイプの商品です。
- 鉄筋の場合21帖まで対応
- 除湿量は5L
- タンク容量は2.5L
- 重量7.8kgで軽い
- サーキュレーター付きで衣類を高速乾燥
- 静音設計で寝室でも使える
- サーキュレーター単体でも使える
と言った具合に衣類乾燥や寝室で使う場合に優れたモデルと言えます。
コロナのおすすめ除湿機
- 鉄筋の場合40帖まで対応
- 除湿量はなんと18L
- タンク容量は4.5Lで排水回数が少ない
- 300Wの温風で衣類乾燥が送風のみに比べて早い
- フラップは上下左右、前後と自由自在
- 静音送風は27dBのため、寝室でも使える
- フィルターで捕集したウイルス・菌・タバコのニオイを抑制
- 美しい見た目
金額は高いですが、金額に見合った機能が搭載されている豪華な機種です。
部屋の景観を壊したくない方や、モデルルームなんかにぴったりだと思います。

何より見た目が美しいです。
シャープのおすすめ除湿機
シャープと言えばプラズマクラスター。除湿機にもしっかり搭載されています。
KC-HD70:空気清浄機能付き
- 鉄筋の場合23帖まで対応
- 除湿量は9L
- タンク容量は3L
- センサーでホコリ、ニオイ、湿度、温度、照度をチェック
- おまかせボタンを押せば自動で除湿、加湿、空気清浄をコントロール
- 3重フィルターで花粉、ハウスダストなどを除去
除湿の機能はそれほどでもないですが、加湿や空気清浄など、部屋の空気全体を調整する『調空』ともいえる機能を有しています。
赤ちゃんのいる家庭にマッチした商品だと思います。

まさに全部乗せの機種です。
CV-J180:除湿特化機種
- 鉄筋の場合45帖まで対応
- 除湿量はなんと18L
- タンク容量は4.5L
- プラズマクラスターでカビ菌の増殖を抑制
- 汗や生乾きのニオイ防止
- 連続排水可能
- 上下、左右、前後に可動するフラップで送風自由自在
広い部屋で使用する場合や、衣類のカビや汗のニオイが気になる方にピッタリの機種です。
日立のおすすめ除湿機
除湿機はコンプレッサー方式が主流の中、日立はデシカント方式の除湿機しか作っていません。
他に浮気していないからこそ、優れたデシカント方式の除湿機を生み出しています。
- 鉄筋の場合14帖まで対応
- 除湿量は5.6L
- タンク容量は1.8L
- 重量が5.3kgと軽量で持ち運びが楽
- 玄関や脱衣所などスポット的に使用可能
- 33dBで静音性に優れるため、寝室で使用可能
パナソニックのおすすめ除湿機
- 珍しいハイブリッド方式
- 鉄筋の場合43帖まで対応
- 除湿量は驚異の20L
- タンク容量は5L
- 騒音値は49dBで比較的静か
- ナノイーXであらゆる臭いを抑え、菌も防ぐ
シャープのプラズマクラスターに対して、パナソニックはナノイーで攻めています。
花粉、アレル物質、ニオイ、カビ、菌・ウイルス、PM2.5に強く、肌や髪の水分を守るという効果があるようです。
また除湿機能については、除湿量、対応面積は最高クラスであり、まさに最強の除湿機であると言えます。
広い部屋や赤ちゃんのいる方にピッタリの除湿機と言えますね。
おすすめ除湿機の仕様まとめ
上記の機種について、仕様を一覧にしました。
比較してみると違いが分かりやすいと思います。
メーカー | アイリス オーヤマ | アイリス オーヤマ | アイリス オーヤマ | コロナ | シャープ | シャープ | 日立 | パナソニック |
型名 | IJC-H140 | IJCP-J160 | IJD-I50 | CD-H18A | KC-HD70 | CV-J180 | HJS-D562 | F-YHTX120 |
方式 | コンプレッサー | コンプレッサー | デシカント | コンプレッサー | コンプレッサー | コンプレッサー | デシカント | ハイブリッド |
消費電力[W] | 315 | 290 | 590 | 330 | 270 | 370 | 460 | 830 |
電気代[円/h] | 8.5 | 7.8 | 15.9 | 8.9 | 7.3 | 10 | 12.4 | 22.5 |
除湿量[L/日] | 14 | 16 | 5 | 18 | 9 | 18 | 5.6 | 20 |
適応帖数 鉄筋/木造 | 35/18 | 40/20 | 21/10 | 40/20 | 23/11 | 45/23 | 14/7 | 43/21 |
騒音値[dB] | 不明 | 静音 モード | 29 | 47 | 50 | 52 | 33 | 49 |
送風方法 | フラップ | フラップ | サーキュレーター | フラップ | フラップ | フラップ | フラップ | フラップ |
タンク容量[L] | 3.8 | 5 | 2.5 | 4.5 | 3 | 4.5 | 1.8 | 5 |
連続排水 | ○ | ○ | × | × | × | ○ | × | × |
重量[kg] | 12.7 | 18 | 7.8 | 12.5 | 17.6 | 16.5 | 5.3 | 17.4 |
キャスター | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
タイマー | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
目標湿度設定 | ○ | ○ | × | × | × | × | × | × |
衣類乾燥モード | ○ | ○ | ○ (サーキュレーター) | ○ (温風) | ○ | ○ | ○ | ○ |
イオン発生装置 | ○ | × | × | × | ○ | ○ | × | ○ |
空気清浄機能 | × | ○ | × | × | ○ | × | × | × |
まとめ
POINT
- 夏場メインの場合はコンプレッサー方式、冬場はデシカント、通年はハイブリッドがおすすめ
- 除湿量だけでなく、タンク容量、対応面積なども考える必要あり
- 除湿機能だけでなく、加湿、空気清浄などの機能を併せ持つ機種がある
用途によって適した機種が異なるので、しっかり検討した上で購入したいですね。
梅雨対策については以下にも記事にしていますので併せてチェックしてみて下さい。


ではまた!
コメント